ノーベル平和賞候補のインドの聖人・シュリシュリさんをご存知ですか? その言葉を聞くだけで、悲しみが去り、よろこびが湧き上がるとも言われる大聖人が発する生きる知恵を紹介します。今回は、やめたいのにやめられない悪い習慣についてのアドバイスです。
Contents 目次
■世界中の人々から愛されるカリスマからのメッセージ
シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカール。この名前を聞いたことのある人はどのくらいいるでしょうか?
通称シュリシュリさんは、インドから世界に愛と平和を訴える、精神的指導者として世界中から愛され、尊敬される人物です。
日本ではまだまだ知られていませんが、すでにノーベル平和賞の候補に何度もあがっており、世界中の政治家や社会的機関にもつながりがあります。まさに世界的には有名セレブやアイドル以上の、現代に生きる「カリスマ」と言えるでしょう。
そんなシュリシュリさんが1995年から週に一度、人々のために語りの会を始め、その内容は「今週の知恵」としてメールやFAX、郵便で世界中に配信されました。それらは深刻な問題を抱えた人、病気や災害に苦しんでいる人々を「悲しみは去り、よろこびが湧き上がってくる」と勇気づけ、世界を癒してきました。
シュリシュリさんの知恵は現在も、ホームページやfacebook 、twitterなどを通して、日々、世界に発信されています。
そんな、読むだけですっと心が軽くなるシュリシュリさんの生きる知恵を、著書『大聖者シュリシュリさんの贈り物 幸せに目覚める気づきの言葉』よりご紹介します。今回は悪い習慣がなかなかやめられない人へのメッセージです。
■一生の誓いにしないことが、悪習慣をやめるコツ
好ましくないクセや習慣をなくしたいと思うのは、それらがあなたを苦しめるからです。習慣やクセから抜け出すためには期限を決めて、誓いを立てましょう。期間を区切るとガマンがしやすく、気が変わってしまうことから守ってくれます。
たとえば、タバコを吸っている人が「タバコをやめます」と言っても、なかなかやめることはできません。
「3か月間、タバコをやめます」と期間を区切って、誓いを立てます。ついつい文句を言ってしまう人なら、たとえば「10日の間、文句を言わない」という誓いにします。
一生の誓いにしないでください。一生の誓いにすると、すぐにその誓いを破ってしまうでしょう。
もし誓いを破ってしまったとしても、やけになったり、落ち込んだりしないでください。また始めましょう。それがあなたにとって自然なものとなるまで、ゆっくりと時間をかけてその期間を延ばしていきましょう。
悪い習慣やクセから抜け出す方法があります。
期限を決めて、誓いを立てることです。
(シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカール)
シュリ・シュリ・ラヴィ・シャンカール
1956年、南インドのタミル・ナードゥ州の名家に生まれる。1981年にスダルジャン・クリヤ呼吸法を考案し、翌年アート・オブ・リビング(NGO)を設立。毎年、世界40か国以上を訪れ、世界各国の紛争解決、震災などの復興支援、刑務所での校正プログラムなど、教育家、慈善事業活動家として、インドにとどまらず世界中で精力的に行動。ノーベル平和賞にもノミネートされ、2016年3月にはインド国家勲章を授与された。
文/FYTTE編集部