元号も変わり、いよいよ新しい季節と時代のはじまり。春は新しいファッションやメイクにトライしたくなったり、コンプレックスを克服したくなったりと、自分自身を変えたい! と思う人の多いタイミングですが、きっと今年はその傾向がさらに強まりそうですね。さて、自分を変えたいときにすべきことは? 今回はそんなお題について、岡江美希さんに語っていただきました。
Contents 目次
今年こそ、自分を変えたい!を叶えるコツ
自分で言うのもなんですが、私って「自分を変えた」究極のお手本だと思います(だって元男性ですですから)。そんな私が考える「自分を変えるコツ」。それはマインド作りが何よりも大切だということ。
「なかなか自分を変えられない」とお悩みの人はもしかしたら、変わりたいなと思っているだけで、「実行」の部分が足りないのではないでしょうか。
私の場合は、最近ですと着物生活。正直言ってしまうと最近は、もう飽きちゃってじつはたいして着たくないのよ~!! でも、季節が変わるから今まで着ていたものを洗いに出さないといけない。だからその前に、もう少し着ておかないともったいないし…。そんなときは、気持ちが着物に向かうよう、自分の道を作らないといけません。まずはメイクをするとき、着物が美しい女優さんが出てくる映画をDVDで流しているのよ。『細雪』や『華の乱』、本当に品よく風流で素敵な世界です。DVDの準備ができなければ、インターネットで「着物が美しい女優」で検索したり、雑誌を見てもいいわよね。
習いごとで、例えばピアノの練習が嫌にならない対策には、日ごろから大好きな曲のYOUTUBE演奏動画を見たりして、自分の中にしっかりイマジネーションに植えつけておくこと。そうやって自分でモチベーションをあげていくことって、本当に大事です。
「自分がどうなりたいか」、憧れの像を日常にちりばめて、明確にとらえること。「変わりたい」を叶えるには、ノートに書くより願うより、「心酔すること」が効果的なんだと思います。
思えば私は若いころから、ひたすら「キレイ」を追い求めてきました。47歳の今だって、「もうこれ以上キレイにならなくてもいいかも…?」なんて思っちゃダメ。まだまだ高みを目指すため、ステキなものを周りにい~っぱい置くのです!
そういえば昔は、松たか子さんに憧れたのよね。で、美容室で「松たかこみたいにしてください!」ってお願いするのよ。実際でき上がったのはちょっと違いましたけど、それでも松たか子さんを意識してふるまっていたら、数人のお客さんに「美希ちゃんって、松たかこに似てるよね」なんて言ってもらえたの! 明確なビジョンを描いていると、だんだんと空気が出てくるようになるのかもしれませんね。
自分を変えるには、自分の意識にしっかりたたき込むことです。それを「めんどくさくって」と思う人は、心底変わりたい! と思っていないのかもしれませんよ。参考になったかしら? 環境作りからはじめて、ぜひ理想の姿を手に入れてくださいね。
取材・文/木下 頼子