新年号「令和」に変わり、これからの女性はどのような生き方をすればいいでしょうか。のべ17,000人以上の鑑定をしてきた占星術師・早矢先生に女性特有のお悩み、キャリア、恋愛、人間関係、将来などについて解説していただきます。
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個性と意思を持った女性がリーダーシップを発揮
5月1日より元号が「令和」に変わりました。みなさまも新しい時代のスタートに期待感をお持ちのことと思います。西洋占星術では、春分の日の太陽がおひつじ座に入る瞬間の星配置図を「春分図」と呼び、この星配置で1年の世相、政治経済を予測する手法があります。
また、元号の変わる「5月1日0時の瞬間の星配置図」も参考にしながら、女性を表す、金星、月の配置に特にスポットを当て、女性の生き方や運勢を読んでみようと思います。さらに、私は月に100人程度対面鑑定を行っているのですが、その経験の中からみなさまの参考になりそうな女性特有の悩み、キャリア、恋愛、人間関係等、将来等から、アドバイスにつながることを書き記してみます。
まず、春分図から見てみましょう。女性や美容、恋愛、社交、金運を表す天体・金星は、みずがめ座の11ハウスに位置します。みずがめ座は、型にはまらない考えで個性を表し、男女、人種の区別もなく、差別意識のない自分の意志をしっかり持つリベラルなサインです。また、同志などの横のつながりや交友関係を表すサインです。
これらから求められる女性像は、『女性というステレオタイプの型にはまらず、さまざまなネットワークを大切にし、リベラルで自分の意見をしっかり持ち、個性を発揮していける人が台頭していくもの』と思われます。
また、5月1日0時の金星は、おひつじ座の3ハウスに位置します。おひつじ座は、アグレッシブさや新しいものを求めていくサインです。3ハウスは、学習や通信、人間関係、移動などを表します。『既成概念にとらわれず、新規分野の学習をし、新たな人間関係を構築していくことを求められる時代』となりそうです。
より美容や健康に敏感な時代に突入!?
月の星配置は、春分図では、おとめ座の6ハウスに位置し、5月1日は、うお座の2ハウスに位置します。おとめ座の6ハウスは、美容や健康を表すサインです。近年に増してそれらが最注目される年となります。うお座の2ハウスは、お金やボディメンテナンスを表します。さらに、現実を表す地のサインと感受性を表す水のサインでグランドトラインと呼ばれる幸運の三角形を星配置で形成します。『リベラルでアグレッシブさのなかに現実的な安定感を求めながらも、内面は、女性の細やかな気遣い、感性、美を発揮できる人』が、新しい時代をけん引するリーダーとして脚光を浴びることになりそうです。
さらに、上記の配置プラス日々の鑑定の中からの女性特有の共通項として、「自分らしく生きる」ことが求められる時代になるかと思われます。流行りの恋愛コラムや常識に振り回されず、「自分が本当はこう思う」という内から湧き出る「直観の声」に素直に従い、「決心」し「行動」へつなげていける女性こそ、自分らしさで内面から輝く存在になると思います。また、「汝自身を知れ」とソクラテスの言葉にもあるように、まずは、自分の特性を客観的に知ることで生きやすくなると考えます。
「エゴより調和」既成概念にとらわれず内から湧き上がる直観を大切に
今後は、自分の損得、私利私欲だけを優先する生き方は終焉を迎えると思われます。ここ数年の芸能スキャンダルをみていても、それらについて自覚がない人については、はっきり二極化がされている事態はご周知のことと思います。何かを思い立ったとき「これは自分や家族だけを守ることにつながるエゴ的な選択か」「これらの選択は全体の調和につながる選択か」その視点も常に求められる時代になるでしょう。
上手くいかないときも常に環境や誰かのせいにする習慣のままで生きていくのか、もしくは、うまくいかないことは気づきや軌道修正、大いなる学びや経験値を与えられていると謙虚に受け止め、常にそのように考えていけるのか。前者の考えの人は、ますます行き詰まりを感じうつ状態を発症し、後者の考えの人は、どんどん伸びていくという二極化の流れになりそうです。
運勢の流れは、春夏秋冬に例えられます。凍えるような冬の次は、必ずや春が訪れます。しっかりしたヴィジョンを掲げ、「令和」を春の訪れのような時代としていこうというポジティブな意識を持つことで、あなたの運気は大きく上昇していくことでしょう。