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サングラスをかけ、まぶしそうな女性

9月頃までは紫外線の影響を受けやすいシーズン。紫外線対策、万全ですか?『女医が教える、やってはいけない美容法33』『365日のスキンケア』等の著書がある皮膚科医で銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生に、紫外線対策、シミケアについてうかがいました。

監修
慶田 朋子

紫外線を外から防御する

日焼け止め強さによってパッケージの色違い

紫外線対策の定番といえば、日焼け止めや美白化粧品。ドラッグストア等には、いろんな種類が並んでいて、何を選んだらいいか、迷ってしまいますよね。紫外線ケアのアイテムについて、慶田先生は次のようにアドバイスします。

■日焼け止めのSPF値はいくつがいいの?
「日常生活でもSPF50がおすすめです。日常のシミ、たるみ対策では、SPF15で十分と言われますが、じつはSPF50の日焼け止めでも、さらっと塗っただけではSPF8~10程度の効果しか得られません。
SPF値とは、“肌1㎠あたりに2㎎”の日焼け止めを塗った場合に得られる効果を測定して出されたもの。この量だと、かなりの厚塗りになり、現実的とはいえません」(慶田先生)。

では、シミ、たるみ対策に必要なSPF15の効果をどうやって出せばいいのでしょうか。
「まずSPF50の日焼け止めを二度塗りして、SPF8~10の効果を出します。顔全体で500円硬貨2枚分が目安です。不足するSPF5~7を補うために、薄手の羽織ものや帽子などを活用します。汗をかくと日焼け止めも流れて、効果も落ちるので、3~4時間おきに塗り直しましょう。リゾート地やスポーツ時には、長袖・長ズボンタイプのラッシュガードを着て、肌の露出した部分には、SPF50のウォータープルーフタイプを1時間おきに塗り直しましょう」(慶田先生)

日焼け止めは開封してから1年も経つと、品質が変わってしまいます。去年の残りをつい使いたくなりますが、シーズンごとに買い替えましょう。

■いつもの肌ケアに美白化粧品をプラス
「紫外線による肌への影響を少しでも抑えるためには、美白化粧品を使ってもいいでしょう。できてしまったシミ(日光性色素斑)を薄くするのは大変ですが、年間を通して使うことで、シミをできにくくします。そばかすや肝斑も薄くなってきます。しかし、あくまも化粧品なので、その効果はゆるやかなものだと認識しておきましょう。

また、シミだと思っていたものが、じつは、初期の脂漏性角化症(老人性イボ)だったりと、見分けがつきにくいこともあります。脂漏性角化症には、美白化粧品の効果はなく、皮膚科でレーザーメスによる切除で治療することになります。シミで悩んだら、皮膚科に相談してみましょう」(慶田先生)

インナーケアで、紫外線の影響を抑える

太陽の光を浴びてくつろぐ女性

日焼け止めや着るもので紫外線の影響を抑えるのはアウターケア。それに、食べ物やサプリによるインナーケアをプラスすると、より安心です。

■抗酸化食品を積極的に
「紫外線の影響を受けやすい時期は、ビタミンA・C・Eを積極的にとりましょう。抗酸化力が高く、肌老化を防ぎ、免疫力や抵抗力を高める働きがあります。夏なら、すいか、ブロッコリー、トマト、パプリカなどの緑黄色野菜に多く含まれています。サプリメントを補助として取り入れるのもいいでしょう。
しかし、ビタミンCの多いレモン、グレープフルーツ、オレンジ、きゅうり、キウイなどには、紫外線の感受性を高め、メラニンの生成を活性化する“ソラレン”という光毒性物質が含まれています。夏の朝に食べるのはNG。食べるなら夜にしましょう」(慶田先生)

■日焼け止めサプリも活用して
紫外線の影響を抑えるサプリメントとして、『ヘリオケア』と『ソルプロ プリュス ホワイト』などがあります。ヘリオケアに含まれるファーンブロックという成分には、肌の抗酸化作用や光老化に関係するUVAから体を守る効果があります。ソルプロも抗酸化作用があり、メラニン色素の要因を抑えてくれるので、飲み続けることで、紫外線に強い肌になります。私も日頃から服用しています」(慶田先生)

『ヘリオケア』『ソルプロ』は、医療機関で処方してもらう必要がありますが、市販品に『ヘリオホワイト』(ロート製薬)もあります。

取材・文/海老根祐子

慶田 朋子

慶田 朋子

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。医学博士。銀座系スキンクリニック院長。
東京女子医科大学医学部卒業。最新医療機器と注入治療をオーダーメイドで組み合わせ「切らないハッピーリバースエイジング🄬」を叶える。豊富な知識とわかりやすい説明でTV、雑誌、WEBなど多方面で活躍中。最新刊『女医が教える、やってはいけない美容法』(小学館)がある。

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