【問題１】こんにゃくを100ｇ食べた場合のカロリーは、次のうちどれ？

□２kcal
□５kcal
□10kcal
□15kcal

正解は…………？

「５kcal」です

こんにゃくの成分の約97％は水分で栄養価はほとんどなく、とても低カロリーな食材です。100ｇ食べても、精粉こんにゃくは、5kcalほど。生こんにゃくの場合でも7kcaほどと、とても低い数値です。 摂取カロリーを減らしたいときには、献立の中に、こんにゃくをとり入れるとよいかと思います。食感もよいため、よくかむ必要もありますので、早食いの防止にもつながります。

こんにゃくには、黒いものと白いものがあります。黒こんにゃくの中にある点は、次のうちどれ？

□黒ごまの粉末
□木炭の粉末
□きくらげの粉末
□ひじきの粉末

答えは「ひじきの粉末」です

黒いこんにゃくと白いこんにゃくとで、栄養成分的には、ほとんど差はありません。生いも（こんにゃくいも）から作られているものは、皮などが入るためグレーっぽい色合いをしていますが、白こんにゃくは、こんにゃくいもを粉にしたこんにゃく粉から作られています。また、一般にスーパーで売られている、黒こんにゃくの斑点模様の正体は、ひじきの粉末です。ちなみに、「糸こんにゃく」とも呼ばれる「しらたき」は、白い板状のこんにゃくを糸状に細く仕上げたものですから、成分的にはこんにゃくとほぼ同じ内容です。

こんにゃくに含まれていない栄養成分は、次のうちどれ？

□ビタミンＥ
□カリウム
□カルシウム
□食物繊維

答えは「ビタミンＥ」です

こんにゃくの約97％は水分です。残りの３％のうち特徴的なのは、水溶性の食物繊維である「グルコマンナン」です。「グルコマンナン」は消化酵素では分解できません。消化されないまま、腸に入った「グルコマンナン」は、腸内で水分と混じり合ってゼリー状となり、便をやわらかくして老廃物を体外に追い出すため、便秘解消効果が期待できます。また、こんにゃくにはカリウムも含まれており、体内のよぶんな塩分を排出してくれる効果もあります。

こんにゃくをいちばん多く生産している県は、次のうちどこ？

□栃木県
□茨城県
□千葉県
□群馬県

答えは「群馬県」です

全国のこんにゃくいもの約９割以上は群馬県で作られています*。山間部の、水はけがよく、あまり日差しが強くないような場所がこんにゃく畑には適しています。こんにゃくいもは、じつはこんにゃくの原料になるまでに、２～３年の月日がかかります（それ以上かけて育てることもあります）。１年目の春に、種いもを植えて秋に収穫し、保温した貯蔵庫で冬を越したものを２年目の春にまた植えつけます。秋に再び収穫し、同じように越冬させたいもを３年目の春に再び植えつけ、その年の秋にできたいもが、ようやく「こんにゃくいも」として出荷されるのです。 *農林水産省「作物統計」（平成27年産）

こんにゃくの下ごしらえで、間違っているものは、次のうちどれ？

□下ゆで→くさみをとる
□たたく→アク抜き
□ちぎる→味のしみ込みをよくする
□塩もみ→繊維をやわらかくする

答えは「たたく→アク抜き」です

最近は、「下ゆで不要」といった、こんにゃくも売っていますが、アク抜きやくさみをとるためにも、下ゆでするのを、おすすめします。下ゆでの前に塩でもみ、すりこぎなどでたたくと、こんにゃくの食物繊維がやわらかくなり、味のしみ込みがよくなります。また、包丁でなめらかに切ってしまうよりも、手やスプーンなどでちぎり、表面積を大きくしたほうが、より味が入りやすくなります。少しの工夫で、でき上がりの味が違ってきますので、ぜひ試してみてください。

５問正解…これであなたもこんにゃく博士♪
２～４問正解…あと一歩、惜しい！
０～１問正解…こんにゃくをおいしく食べて再トライ☆