Ａ 前日の睡眠不足と質の低下

グッドチョイス!

睡眠不足の場合、それが原因で食欲が暴走している可能性大！
睡眠は食欲に大きく影響します。睡眠時間が足りないのはもちろんのこと、質が悪い場合も、食欲の暴走につながります。たとえば、夜中に何回か目が覚めてしまったというときは、眠りが浅く、質が低下しています。特に、急に暖かくなる、急に寒くなるなど、季節の変わり目は眠りが浅くなりやすいので注意しましょう。
また、ソファで寝落ちしてしまった、寒くなったのにふとんを出すのがめんどうで、ずっと薄い毛布で寝ている、といった環境要素も睡眠の質に関わってきます。
睡眠時間が７時間以上とれているか、そして質のよい睡眠がとれているかを見直してみてください。

B しっかりかまずに食べている

グッドチョイス!

かまないメニューばかりだと満腹感が得られない！
「かむ」ことも、食欲に影響します。食事をとっていてもしっかりかんでいないと満腹にならないのです。特に、ヘルシー志向の高い人は要注意です。たとえば、スムージーやジュース、アサイーボウルなど、今流行しているヘルシー系のメニューはほとんどかまないで済むメニューばかり。意識して、しっかりかむものをレシピに入れてみましょう。スムージーにするよりは生の野菜をそのままかじる、ポトフやみそ汁にするときなどは、具材を大きく切るとよいでしょう。そうするとイヤでもかむことになります。また、ガムをかむことも効果的です。

C 気持ちの問題

バッドチョイス!

食欲が止まらないのには理由があります。生活を見直して！
決して気持ちの問題ということはありません。ちゃんと理由はあります。気持ちの持ちようだからとそのままにすると、食欲はおさまりませんし、食べ過ぎたことを気持ちのせいにして自分を責めるのも、ダイエット的に効率がよくありません。それよりも、どうして無性に食べたくなるのか、睡眠の量や質、食事内容など、冷静に生活を振り返ってみることが大切です。

【無性に食べたくなるときのポイントと対策】
食欲が暴走する、満足感が得られない。そんな状況に陥ったら、自分の生活を見直すチャンスと考えて、睡眠や食事を見直してみましょう。前日の睡眠時間は十分だったか、ぐっすり眠れたか。そして、朝食や昼食はきちんとかんで食べたか。思い当たることがあれば、それを改善していけばダイエットに役立ちます。

取材・文／野上 郁子　　イラスト／たなか のりこ