ダイエットにおいて、食事の見直しは必要不可欠な要素。ですが、ただカロリーや糖質を制限していればいいというわけではありません。やせる体作りのためには、何を食べて何を控えるべきか、どのように食べるのがよいかなどのポイントを抑えることが重要です。今回は、そんなやせる力を高める食事術をチェックしていきましょう。
Contents 目次
■糖質オフしながら「ごはん」を食べたほうがいい理由
糖質制限ダイエットをしている人のなかには、「ごはんを絶対に食べない」という人もいるのではないでしょうか。
しかし、ダイエットトレーナーの小山圭介先生のダイエット指導では、
・ごはんを食べる
・おかずから脂肪分や糖分をとり過ぎない
この2つをアドバイスしているといいます。
「なぜかというと、ダイエットがうまくいっていない人に日々の食事内容を報告してもらうと、肉類中心で揚げものなどの脂っこいおかず、砂糖が多く使われた甘い味つけのおかずをたくさん食べているケースが多いからです。そのような人は、脂質の摂取量が多く、甘いものに依存していることがあります。
糖質をオフする場合は、メインのエネルギー源である主食(ごはんなど)を抜くのではなく、まずは糖分の多い「お菓子」「ジュース」などのし好品の量から気をつけることも大切です。ごはんを抜いて、甘いお菓子やジュースをたくさんとっていては、キレイにやせられません」(小山先生)
パンや麺類ではなく、ごはんを食べるメリットって?
■代謝を上げて燃える体を作る「血糖値コントロール」
代謝を上げることは、ダイエットをするうえで重要なポイント。しかし、『血糖値は食べて下げる寝て下げる』(アスコム)によると、血糖値がしっかりコントロールできていない人は代謝がうまくできていないといいます。そこで消化吸収がスムーズな食事をとることが代謝力を上げることにつながります。
そんな“燃える体”を作る3つの食事のキーワードは、「美腸」「適量の炭水化物」「ビタミン&ミネラル」。どんな食材、どんな栄養素を選んでいけばいいか早速チェックしてみましょう。
■見直すべきは夕食!? 「夜の食のコンディショニング」
それほど食べているわけじゃないのにお腹まわりが太ってきた…そんな経験ありませんか? その原因はもしかしたら、夜の食事かもしれません。
さらに、管理栄養士の小島美和子先生は、
「忙しいときでもハツラツな人と疲れがたまりやすい人がいますが、そのちがいはズバリ食事です。とくに夜の食事のとり方によって、コンディションを乱している人が多いです」と指摘します。
できるだけ体重を早く落としたい場合、体調を回復させたい場合は夕食をどのように改善するとよいか、小島先生の著書『1週間で体調がグンとよくなる食べ方』から見ていきましょう。
やせるために、よかれと思ってやっていたことが、じつはやせない原因になっていることもあるかもしれません。どんな食材を、どのようにとるのがいいのか、一度チェックしてみてください。
文/FYTTE編集部