2022年のフィットネスは「体の内側」がカギ！

ダイエット・ビューティ・フィットネス・ヘルスケア分野で活躍するオピニオンリーダー13名とFYTTE編集部員が2022年に流行を予測する「FYTTEヘルスケアトレンド2022」。ここで挙げたトレンドワードのひとつ「うちトレ」は、自宅で行うトレーニングを指すだけでなく、姿勢など体の土台・内側からしっかり整えること、つまり、体の内側×おうち＝「うちトレ」という意味。今回はトレンドワードを選定するにあたり開催したオピニオンリーダーとの座談会を編集部員２名がふり返りながら、トレンドを解説。併せて注目の「うちトレ」アイテムもご紹介していきます！

肩こり、猫背、老け見え…どうすればいい？

編集鈴木（以下鈴木）：自粛生活をきっかけに、体づくりやセルフケアの大切さに気づいた人も多かったと思います。特にこのコロナ禍でこれまで運動に縁遠かった人も体を動かすことへの意識が高まっているというのが注目ポイントでしたね。

編集森下（以下森下）：そうそう。オピニオンリーダーとの座談会では、座りっぱなしの生活で姿勢の悪化や体の不調がこれからますます大きな問題になってくるっていう意見があって、まずは基本となる姿勢や骨格など体の内側から整えていくことが大事だよね、って意見が一致。だから、体の「内側」と自宅での「うち」を合わせて「うちトレ」をトレンドワードに決定しました！

鈴木：ちなみに、座談会で印象に残ったことはありますか？

森下：座談会ではいろいろな意見が聞けましたが、特に私は伊藤彰浩さん（理学療法士／アスレティックトレーナー）の「座り過ぎの生活は第２の喫煙といわれるほど弊害がある」とのお話に衝撃を受けました！

鈴木：それだけ座りっぱなしはいけない、ということ。つい自分の生活を思い浮かべてしまいました。在宅ワークになってからは、座り過ぎ、動かな過ぎだなと実感…。

森下：ほかにも「猫背になったり、背中にぜい肉がついたりすると、うしろ姿がだらしなく見えてしまいがち」（管理栄養士 高杉保美さん）といった声もありましたね。

鈴木：パソコンに向かってデスクワークをしているとうっかり猫背に。うしろ姿の老け見え加速…気にしている人も多く、姿勢や体幹を整えたり、リリースしたりするアイテムは今後も人気が高まるのは間違いナシです。

森下：ストレッチや姿勢サポートでいうと、一見するとおしゃれなインテリアにしか見えないトレーニングアイテムが増えていますね。インテリアとしても置けるものや、日常動作の中で自然にとり入れられるものなどがあって、これなら運動が苦手な人も気軽に使えるし、使わなくなったら邪魔になるという“アイテムあるある”を回避できそう！　たとえば、仕事柄、デスクワークで肩こりや腰痛、猫背に悩む人が多いFYTTE編集部で注目度が高かったのが、次の４アイテムです！

エレガントなデザインの姿勢サポートアイテム「Styleシリーズ」（MTG）

シリーズのひとつ、Style ELEGANT (スタイルエレガント)は、気品あふれる流麗なボディトレースラインが特徴の、姿勢ケアができるアイテムです。独自の姿勢メソッド「カイロサポートシステム」を採用し、骨盤を安定させ、背骨のS字カーブをサポート。骨盤から胸椎まで広く支える、高さのある背もたれにより、快適に正しい姿勢へ導きます。また、体のラインにフィットする形状で、背中からお尻までサポートし、体圧を分散。ゆったりと快適な座り心地を実現します。
Style ELEGANT カラー：バイオレット/ディープブラウン ¥20,350（税込）
https://www.mtg.gr.jp/brands/wellness/product/style/style_elegant/

ソファのような質感のバランスボールチェア「MAROOMS （マルームズ）」（ジービーエス）

マルームズは、座ったまま体幹が鍛えられるイスです。内部にはバランスボールがあり、座るだけで自然と背すじが伸び、コアを鍛えます。有機的なフォルムと手ざわりのいいカバーはインテリアになじみ、トレーニングアイテムであることを一切感じさせません。椅子の代わりにバランスボールチェアでオフィス仕事や勉強をすれば、座っている時間もトレーニングに！　また、転がらないバランスボールは転倒しにくいため安全性が高く、だれでも安心して利用できます。
カラー：シトロングリーン/プルシャンブルー/チョコレートブラウン/アイボリーブラック ¥16,500（税込）
https://marooms.jp/

インテリアに調和するファブリックトランポリン「gymterior（ジムテリア）シリーズ」（ジムテリア）

シリーズのひとつShape Cube (シェイプキューブ)は、一見クッションのようで、高い運動機能のあるファブリックトランポリンです。ジャンプしながら、楽しく運動不足を解消できます。高反発素材と衝撃吸収クッションを採用し、着地時の足・ひざ・腰への負担を軽減します。耐久性の高いハイセンスな生地で包み、新感覚のトランポリンを実現。静音設計で、集合住宅でも安心して使用できます。また、トランポリンのほかにも、ソファ、オットマン、ミニテーブル、踏み台など多岐に使用可能です。
Shape Cube カラー：スカイブルー/スノウグレー/カカオブラウン ¥18,480（税込）
https://gymterior.jp/products/item/shape_cube/

筋トレ＋有酸素運動ができる２WAYモードのステッパー「スザトレ ステッパー」（東急スポーツオアシス）

スザトレ ステッパーは、タレントのスザンヌさんがプロデュースした、ウエストまわりの筋トレ（ツイストモード）と有酸素運動（エアロモード）の２WAY切り替え可能なスペシャルなステッパーです。音が響きにくい静音設計になっているため、どこでも安心して利用可能。連続使用約60分でしっかりステップ運動ができます。自宅のインテリアにも合うウォールナットとオークの２種類の木目調のデザインが特徴です。
¥19,800円（税込）
https://shop.sportsoasis.co.jp/shopdetail/000000000864

鈴木：みんなおしゃれ！ あるだけでテンションが上がります！
森下：家族の誰もが使えるため、みんながジムに行くよりコスパもよいかも。身近なおうちトレーングアイテムで習慣化しやすいから、活用する人がもっと増えると思います。姿勢が整って筋肉が正しく使えれば、ダイエットにもメリットがありそうですね！

効率よく体のセルフメンテ！ オピニオンリーダーのイチオシは？

森下：ほかにも、新井ミホさん（ビューティーディレクター／ラキャルプ代表）が挙げてくれた「パワープレート パルス ミニ プラス」や、伊藤彰浩さん（理学療法士／アスレティックトレーナー）がオススメの「フレックスバレル?くじら型」は、トレーナーやセラピストに頼らなくても、筋膜リリースやコンディショニングなどがセルフで効果的にできるアイテムとして人気です！

どこでも使えるコンパクトサイズの携帯用振動マシン「パワープレート パルス ミニ プラス」（プロティア・ジャパン）

振動デバイス「パワープレート PULSE（パルス）」の、軽量モデルとなる「パワープレート パルス ミニ プラス」は静音性が高く、コンパクトな手のひらサイズの携帯用振動マシンです。外出先でも便利に利用でき、トレーニングや長時間のデスクワークで疲れがたまった筋肉に刺激を与え、スムーズな体の動きをサポートします。振動数は４段階コントロールが可能。先端のアタッチメントは２種類あり、部位ごとに使い分けが可能です。
¥32,450（税込）
https://pulse-active.jp/pulse-mini/
コメント：「携帯タイプの振動マシンは家でトレーニングや体のメンテナンスをしたい人に注目されているアイテムです」（ビューティーディレクター／ラキャルプ代表　新井ミホさん）

効果的にストレッチやコアトレができる「フレックスバレル?くじら型」（サンテプラス）

日米の多くのピラティス指導者も愛用する「フレックスクッション」の特徴・素材を活かしたストレッチアイテム。座り心地、クッション性にすぐれ、座面はすべりにくくなっています。安定した状態から胸椎や体側のストレッチやコアトレが効果的にできます。2.6㎏と軽量で、持ち運びも安全。ブラック ¥28,600（税込）
https://santeplus.shopselect.net/items/1049376
コメント：「セルフコンディショニングの習慣がコロナ時代を健康に過ごすカギ。フレックスバレル?くじら型は、丸まりがちな背中を自宅で効果的にストレッチできるのでオススメです」（理学療法士／アスレティックトレーナー 伊藤彰浩さん）

森下：くじら型クッションはカーブがしっかり体にフィットして、背中を気持ちよく伸ばせそう！

鈴木：私はサイズが大きいほうの「パワープレート パルス ミニ」をお試ししたことがあるのですが、振動の効果でほんの２～３分で足のむくみや肩こりもラクになりました♪　ほぐしたい箇所に先端のアタッチメントを当てるだけなので、ちょこちょこケアできるのがいいです。

自宅でもジム並みの本格トレーニングができる！

森下：そういえば、座談会では任天堂の「リングフィットアドベンチャー」などのエクササイズゲームをやっていたり、気になるアイテムとして挙げてくれたオピニオンリーダーも多かったのが印象的でした。じつは私も愛用者です(笑)

鈴木：楽しく、しかも家族でもできるとあって大人気ですもんね。星良孝さん（ジャーナリスト／ステラ・メディックス代表）は「海外だとゲームで健康になろうという研究が進んでいる」とお話ししていましたが、まさに世界中でこうしたエクササイズゲームのブームが来ていると感じました。

森下：そうですね。こうしたゲーム系はもちろん、コロナ禍で動画やオンラインを通じたトレーニングもすっかり日常的になりましたが、なんと、ジムに行かなくてもおうちでジム並みの本格トレーニングができるアイテムも登場しているんですよ。それが、和田清香さん（ダイエットエキスパート）が挙げてくれたフィットネスミラー。どんなアイテムかというと…かなり斬新！

日本初！ ミラー型オンライントレーニング用デバイス
「Fitness mirror（フィットネスミラー）」（One Third Residence）

スマホやタブレットの限界・弊害を超えた、ミラー型のオンライントレーニングデバイスです。大きなミラー型デバイスの中のインストラクターの動きに合わせて、そこに映る自分の動きも同時にチェック可能。筋トレ、ヨガ、ピラティス、BOXING、HIIT、子どもたちの運動不足解消プログラムなど、一流のインストラクターによる多彩なオンラインプログラムを搭載。正しい姿勢でトレーニングに集中することで飛躍的に安全性が高まり、効率的なトレーニングを可能にします。¥ 159,500（税込）
https://www.fitness-mirror.com/

鈴木：部屋の中で本格トレーニング、しかも自分の動きもチェックできるなんて超便利！　ここまで７つのアイテムを見てきましたが、自分の体と向き合い、目的に合わせたアイテムをじょうずに活用していきたいですね。

森下：2022年は、これまでの固定概念を覆すような革新的なトレーニングアイテムがどんどん増えていきそうな予感。みなさん、今後の動向も要チェックです！

★「FYTTEヘルスケアトレンド2022」
ダイエット・ビューティ・フィットネス・ヘルスケア分野で活躍するオピニオンリーダー13名×FYTTE編集部員がヘルスケアトレンドを大予測！ オピニオンリーダーへのアンケートや座談会をもとに、FYTTEは2022年最注目の10のトレンドワードを選定しました。
特設サイトはこちら！

★記事のコメントで登場したオピニオンリーダー（登場順）

文／FYTTE編集部