かかとに体重を乗せるように「立つ」「歩く」だけで、ひざ痛や猫背、O脚、X脚、外反母趾、むくみなどの症状が改善されると話題の「プライマリーウォーキング®」。「O脚を治したい!」「しなやかな筋肉の脚になりたい!」「むくみのないスッキリした脚を手に入れたい!」など、美脚を手に入れたい人のために、全7回にわたってやり方をお伝えしていきます。
前回は、「歩き方」についてお伝えしましたが、かかとに体重を乗せるという感覚はなかなかつかみにくいもの。そこで、今回はその感覚をつかむ練習をします。
さらに、かかと体重®での歩き方にプラスするとO脚・X脚が改善していくドリルもご紹介します。
Contents 目次
かかとに体重を乗せる感覚をつかむ
かかとに体重をかけて、その場で足踏みをしてみましょう。徐々に体重をかかとに乗せる感覚がつかめるはずです。
①
つま先を60°に開き、かかとに体重を乗せます。背中をまっすぐに保ち、反り腰や猫背にならないよう注意。
②
つま先をあげて、かかとに体重を乗せます。
姿勢はできるだけ「正しい立ち方」と同じポジションで。
③
片足ずつ床からかかとを離し、足踏みをして歩きます。
このとき、ひざと股関節は曲げずに、腰を動かして足を出すようにしましょう。
右、左、右、左…とテンポよく行うのがポイントです。
O脚、X脚を改善するドリル
O脚やX脚の人は、骨盤が傾いていたり、股関節がねじれていたり、ひざが変形していたりするために、ひざが外側、または内側に向いた状態になっています。
見た目が気になるというだけでなく、このねじれにより、血管やリンパ管が圧迫され、むくみはもちろんのこと、下肢静脈瘤などにもなりやすくなります。
しかし、「かかと体重®」で歩き続けていくと、骨格のゆがみが無くなり、O脚やX脚も改善できます。さらに、これから紹介する「関節を正しい位置に戻す」ドリルも併せて行うと、格段に効果がアップしますので、ぜひ取り入れてみてください。
①
つま先を60°に開いて、かかとに体重を乗せて立ちます。
②
足を30°に開いたまま、片足を一歩前に出し、かかとを中指の位置まで移動させます。
③
そのままひざを曲げていきます。ひざは中指の方向に。
④
つま先を上げて、ひざと一緒に内側と外側に5回振ります。
⑤
③に戻ります。
⑥
ゆっくりひざを伸ばしながら、もとの位置に戻していきます。
⑦
そのまま足を引き寄せ、①の姿勢に戻ります。
同様に、反対側の足も行います。
①~⑦をくり返し行っていくうちに、骨盤の傾きや股関節のねじれなどが改善されていき、骨格のアライメント(構造・バランス)が整います。
毎日朝晩、両足を2~3回程度行うことをオススメします。
次の最終回では、むくみを防ぐ生活習慣についてお伝えします。お楽しみに!
<参考書籍>
『かかと体重®で歩くと脚の悩みは9割解決する』(ゴマブックス)
撮影/国井美奈子 取材・文/垣内 栄 モデル/鈴木 優(バウンドプロモーション)