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走っている飯田選手

夏本番を迎えるいま、東京2020オリンピックを観戦しながら自分も体を動かしたいとムズムズしている読者の人も多いのではないでしょうか?
今回は「アス女飯」の企画で取材させていただいたアスリート女子たちに、FYTTEだけにこの季節に快適にエクササイズを楽しむ方法やアイテムを教えていただきます。

監修
青柳 愛

蒸し暑い季節にスポーツを楽しむためのHOW TO

「アス女飯」の企画でも第一弾を飾っていただいたトライアスロン・飯田桃子選手のHOW TOをご紹介します。
フェムテック系と言われる、女性が抱える健康への課題対策についても徹底的に伺ったのでアスリート女子のみなさんによりスポーツを楽しんでいただけるヒントにしていただければうれしいです。

(以下、インタビューで飯田選手→I、ライター青柳→A と表記)

運動時の生理対策

おりものシートと月経カップとタンポン

A:女性ならではの悩みについてもざっくばらんに伺っていきますが、お答えできる範囲で答えてくださればうれしいです。
アス女飯の取材では本当にありがとうございました。あれから、トライアスロンも楽しんでいらっしゃいますか?

I:そうですね、夏なのでちょっと距離を短くしたりトレーニングは調整していますががんばっています。インタビューは読者の方々に参考になるかはわかりませんが、私が心がけていることでよければお話させていただきます。

A:ありがとうございます! では最初から単刀直入ではありますが、運動時の生理週間について伺いたいと思います。
大学時代までは水泳選手だった飯田さんですが、これまで女性週間の時期はどのように対策されていたんでしょうか?

I:ずっとタンポンでした。水泳時代からタンポンだったし、今も慣れています。アスリートの友人たちはクリニックから処方されるピルでコントロールしている人も多かったですが、正直なところ私は全体量も少なく当日から1~2日で落ち着くので本当に大きな大会の前後でなければタンポンで十分でした。エクササイズでなければ、多い日以外はおりもの用のナプキンを使うくらいです。
ピルは今ではホルモンバランスを整えるために使用する人も増えてきたのでエクササイズで使うハードルも前と比べてずっと低くなりましたよね。個人的に気になっているのはシリコンのカップを入れる商品…なんでしたっけ?

A:ローズカップ(月経カップ)でしょうか?

I:そうそう! カップが気になってます。カップの中にたまっていき、何回でも再生可能というのもいいなと思って、サスティナブルな商品としても時代に合ったアイテムだなと思うんです。
正直、私皮膚が丈夫ではなかったので、紙ナプキンが苦手で、布ナプキンを使っていたくらいです。なので、接触部分に問題なければカップを使ってみたいと思っています。

A:紙ナプキンは皮膚の接触部分も広いので、皮膚に敏感な人はつらいですよね。ローズカップは膣の中に入れるので、接触部分もせまくてすみそうです。調べてみると、ここ最近でてきた商品かと思っていたら10数年前から北欧を中心に使われているんですね。

I:そうなんですね。あと、これは、みなさんができるのかと思っていたのですが、じつは私「月経血コントロール※」ができるんです。
スイマーだったからなのか、膣周りの筋肉を締めることが以前からごく当たり前にできるんです。トイレで出し切れるようになるとスッキリするのでいいですよ!

※月経血コントロール…膣内に月経血をためておき、トイレのときに、お腹に力を入れて、一気に排出する方法。

A:それはできるようになりたいですね! きっと骨盤底筋がしっかりされているからこそ、コントロールできるんでしょうね。

I:そうかも知れません。生理痛のときのトレーニングはムリをせずヨガのメニューに切り替えて練習内容も調整しています。体調としっかり向き合って、トレーニング内容も変えています。最近、女性ならではの貧血の傾向もあるので、ヘモグロビンの鉄剤サプリメント(特定のものはなくそのときに飲めるサプリ)を飲むようにしています。パフォーマンスにもやはり影響すると思うので、ヘモグロビンの数値は意識しています。

A:長年運動をされてきてご自身の体を知っているからこそ、自然に調整できるのがさすがです!

運動時の暑さ対策

ペットボトルの水2本

A:暑さ対策について伺いたいのですが、この時期、トライアスロンの練習もかなりハードになりますよね。どのような対策を行っていらっしゃるんでしょうか。

I:かなりの汗をかくので、起床して3時間以内に1リットルは水分をとって、1日3リットル以上は水分補給しています。
ドリンク類はあまり飲まないのですが、夏の時期は熱中症にならないようにポカリスエットを飲むようにしています。ポカリスエットは生理食塩水に近いため、発汗によって失われた水分を補給するのに効率がよいと言われているんです。夏場にポカリスエットは水分補給に効果的だと思って飲んでいます。

ポカリスエット以外にも経口補水液など、いつも以上に積極的に摂取するようにしています。経口補水液っておいしいと感じてしまうと体の状態としてよくないという目安になるんですよ。

A:そうなんですね。おいしいと感じたら塩分、水分不足かも…と思ったらいいですね。

I:そうです(笑)。自分の体の状態がわかるので、経口補水液もおすすめですよ。夏は熱中症にもなりやすいですし、こまめに自分の体と向き合うことですね。トレーニング中は基本的に体温も急上昇して火照ってしまうので、冷たいドリンクを飲んで体温をあえて下げるようにしています。この時期のトレーニングは汗をいっぱいかいてやせた気がするのですが、多分水分が減っただけだったりもすると思います。

A:そのほか、どのように暑さ対策されていますか?

I:なるべくクーラーに頼らない生活をしています。真夏はクーラーをつけたまま寝ることもありますが、気温差は体調を崩しやすいので基本的にクーラーをつけて寝ません。もともとクーラーも好きではないんです。トレーニング時間もかなり気をつけていて、8時前までにロングライド系トレーニング(ロードバイクで長距離を走るトレーニング)をすませるようにしています。それでもどうしても暑い時間帯になってしまったときは、太い血管のあるわきの下やそけい部をアイスノンなどで冷却させます。のぼせると体がふらふらになるので冷却などのクーリングダウンは重要です。

A:トライアスロンはレース自体が長いですし、トレーニングも長くなりますよね?

I:そうですね。レースではロングライドだと5時間するものもあります。時速30キロで100キロ以上走るので、自ずと練習も長くなりがちなんですよ。練習中もこまめに塩タブレットを補給できるように背中にタブレットや飴を入れています。

運動時の美容対策

バイクに乗っている飯田選手

A:お会いしてみてびっくりしたのですが、飯田選手はとってもお肌がきれいですよね! 日焼け対策はどうされているんでしょうか?

I:日焼けどめはウォータープルーフじゃないと絶対だめですよ。私が愛用しているのはアグレッシブデザイン(和光ケミカル)です。肌が弱めな私ですが、ほかの商品で感じていた塗ったあとのヒリヒリ感があまりなかったので、メイク落としと日焼け止めで愛用しています。メイク落としはオイルクレンジングでウォータープルーフもきれいに洗い流せますよ。

A:化粧品はどのようなものをふだん使っているのですか?

I:ジョンマスターオーガイニックなどのオーガニックやアロエ系の化粧品を使っています。この夏はローズウォーターをよく使っていますよ! トレーニングでは直射日光で髪も顔もパサつくんです。サンバイザーとサングラスは必須アイテムですね。サングラスはOUTLANDを愛用しています。友人から教わって使いはじめたのですが、汗をかくほどくっついてずれないし、プリズムレエンズといってレンズもしっかり遮光してくれるので、ほかのは使えない! と思うくらい好きです。

A:体を動かす上でのお悩みを解決できるさまざまな商品や対策をお教えいただき本当にありがとうございました。
最後に、FYTTE読者の皆さんへ一言お願いいたします!

I:厳しい夏でのエクササイズはムリは禁物です。ビタミンやミネラルなどの栄養補給や暑さ対策をしっかりして楽しみましょう!

【取材協力】トライアスロン 飯田桃子選手
2016年 ホノルルトライアスロンでデビュー(女子総合8位))、木更津トライアスロン年代別優勝。2017年 村上トライアスロン年代別優勝などを果たし、日本年代別ランキング2位に。2018年 野尻湖トライアスロン年代別優勝、日本エイジグループトライアスロン選手権4位、世界選手権年代別日本代表に選出され、福井国体にも出場を果たす。

取材・文/青柳愛

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青柳 愛

青柳 愛

フリーアナウンサー。野菜ソムリエ、日本スポーツコーチ&トレーナー協会JASCATスポーツ栄養アドバイザー。日本テレビ系列静岡第一テレビ時代に農業番組を担当したことから「食」に興味を持ち、フリーアナウンサーに転身後は、イベント司会業、アナウンス業を行いながら、スポーツ取材の経験を活かしスポーツ栄養を専門としたライター・アドバイザーとしても活動中。著書『監督たちの高校サッカー』(東洋館出版)。
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