１日１回、寝る前の足刺激を習慣に

足刺激はどんなタイミングで行いましたか？

M.Hさん：「１日１回、寝る前に行うことが多かったです。忘れてしまった日は次の日の朝に行いました。足裏の刺激にはツボ押し棒を使い、足の甲とくるぶしは、刺激すると痛みがあったため、手をグーにして第二関節で刺激するようにしました。特にオイルなどは使用しませんでした」

足の甲の溝や、くるぶしの骨のキワなどは、M.Hさんのように指の関節の角を当てるとしっかりと刺激しやすいのでオススメです。

M.Hさん：「足裏には痛みはなかったので、わりと強めに刺激することができました。足の甲やくるぶしの部分は、刺激したときの痛みはあるものの、足刺激を始めた当初よりは、痛みが軽減したと思います」

痛みが強いときなどは、オイルやクリームを塗って、肌のすべりをよくしてから刺激してみてくださいね！

以前より靴がゆるゆるに…小さな変化を少しずつ実感

足刺激を始めてから、体への効果を感じましたか？

M.Hさん：「体調に大きな変化はありませんでしたが、ところどころで小さな変化を感じています。仕事終わりや長距離歩いたあとのむくみは変わらずありますが、足刺激のあとや次の日の朝には改善している実感があります。また靴やサンダルが以前より少しゆるく感じるようになりました。夏という季節柄もあるかもしれませんが、足の冷えも最近はあまり感じなかったように思います。また、トイレの回数が増えたと感じています」

はいている靴が以前よりもゆるく感じるのは、むくみが減っているからかもしれませんね。あまり劇的な体調の変化は感じなかったというM.Hさんですが、足相にはどんな変化が現れているでしょうか？

足の重心のかけ方で、足刺激の効果に左右差が出る場合も

M.Hさんの３週間後の足相がこちらです。きよみ先生に診断してもらいましょう！

きよみ先生：「足裏の色は、以前は黄色みが強かったのですが、今は自然な血色でいい色になっていますね。足の新陳代謝がよくなってきていますよ」

M.Hさん自身は、まだあまり明確な体調の変化を感じられていないようですが、現在の足相からわかることはありますか？

きよみ先生：「左右の足の甲を比較すると、まだ両方ともむくんでいますが、左足のほうがややむくみが少なくなっているように見えますね。効果が出はじめているので、このあともしっかりと足の甲の刺激を続けて欲しいです」

●足刺激後の左足は、指のつけ根のふくらみ具合がスッキリしている

きよみ先生：「左右の足で効果に差が出るのは、重心のかけ方の違いがあると思います。M.Hさんは重心が右足なのかもしれません。右足重心の人は、右足のむくみがとれにくくなります。その場合は、効果が出にくい足のほうを長めに刺激してみてください」

たしかに誰にでも、重心のかけ方や体の動かし方には、左右差やクセがあるものです。足刺激をしながら、左右の足で効果の違いがあるかどうかをチェックしてみるといいですね！

きよみ先生：「３週間は効果を実感するには短い期間です。これからも足刺激を続けていけば、明らかな体調の変化を感じることができるはずですよ。ぜひ習慣にしてみてくださいね！」

M.Hさん：「忙しさもあり、足刺激以外に特に生活で気をつけたことはありませんでしたが、日常のふとした瞬間にいい変化が感じられたので、今後も続けていきたいなと思います」

自分ではわかりにくい小さな変化を見逃さないように、毎日の足の状態チェックを習慣にしてみましょう！

取材・文／牧内夕子

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