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もっと、ずっと、ヘルシーな私

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頭を抱える女性

大人になると、ついつい感情をコントロールする術が身について、かえってストレスをためてしまことってよくありますよね。でも、じつは感情をコントロールしようと考えること自体が間違いなのだとか。元タカラジェンヌで現在「OKラインメンタルトレーニング」のメンタルトレーナーである酒向杏奈さんに、セルフでできるストレスケア法を教えていただきました。

監修
酒向 杏奈

■感情はコントロールしなくていい

みなさんは、緊張したとき、不安になったとき、焦ったとき。主にマイナスの感情がでてきたとき、どうしていますか?
そんなときに自分だったらどうするか。大人になると“思考”や“理性”が強く働くようになり、対処法のクセができていると思います。まずは、ふだん何気なくやっていることを振り返ってみてください。そこに答えがあります。そして、脳のメカニズムを知り、自分でできるストレス軽減法をポケットにひとつ増やしましょう!

【感情=できごとに対する心の自然な反応】
大人になると“思考”や“理性”を優先して行動しがちになります。
子どもの頃は、“感情”と“行動”が直結していたことが多かったのではないでしょうか?

【子ども】
楽しいから→遊ぶ!(感情=行動)
キラいだから→食べない!(感情=行動)
【大人】
ムカつくけど→大人だから→怒っちゃいけない。(感情→理性→行動)
好きだけど→太るから→食べちゃダメ。(感情→思考→行動)

でも、この“感情”と“行動”の間に“思考・理性”が入ることが、ストレスの原因や
パフォーマンスの低下につながっているのです。

疲れて眼鏡を外す女性
プレゼンの前、試験の前、試合の前など、緊張する場面を思い出してください。
「10時32分から緊張しよう!」と思って、緊張しませんよね? その時間が近づいてくるから緊張が自然と高まってくる。逆を言えば、「緊張するな!」のひと声で緊張が消えたことってありますか?
私は宝塚で14年間舞台に立っていましたが、そんな簡単に緊張が消えることは一度もありませんでした。
“感情=できごとに対する心の自然な反応”なんです。
そもそも感情はコントロールできない。

でも、大人になると感情をコントロールしたくなります。
例えば、過去に「緊張して、失敗した」という経験があると、「緊張=悪いもの」と感情を評価するようになってしまうのです。そして、緊張したとき、それを思考で抑えようとします。

心の自然な反応の“感情”に、いいも悪いもないんです。
プラスの感情=いいもの。マイナスの感情=悪いもの。と評価してしまうクセを、まずはなくすことが肝心です。

■「感情」と「思考」の不一致とは?

そもそもコントロールできないものをコントロールしようとすることで、脳の中で「感情と思考の不一致」状態が起きます。緊張という感情で、車を使って例えると、「緊張している!」というアクセルと「緊張するな!リラックス!」というブレーキを同時に踏んでいる状態。続ければ、車はパンクしてしまいますよね。その摩擦が起きることで、過緊張を起こしたり、ストレスが生じます。
もうひとつ例えると、小学校の担任の先生が2人いたとして、ひとりの先生が「起立!」と言い、もうひとりの先生からは「着席!」と同時に言われたら体が迷ってしまいますよね。

これにより、体がガチガチになる。頭が真っ白になる。手に汗をかく。といったように、体に反応が出て、行動に影響を及ぼします。この“感情と思考の不一致”を起こさないためにメンタルトレーニングを使っていきましょう。

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