CATEGORY : ビューティ |スキンケア
【40代お悩み】自粛生活が定着して顔のたるみが加速。人に会う機会も減って、気がゆるみすぎ、このままでいいの?
美容に関するテクニックから、ときにはライフスタイルについて、全方向に経験豊かなアラフィフがズバズバ斬りつつも、親身にじっくりお答えする美容研究家・岡江美希さんの「お悩み相談室」。今回は自粛生活の中で、気軽にとり入れることができる、ちょっとしたビューティテクをお届けしていきましょう。
Contents 目次
【お悩み】自粛生活で、顔がたるみまくってます!
家にこもる生活がすっかり定着している今のご時世、メイクにも気合いが入らないし、顔がたるんでいくような気が…。どうやって顔の緊張感をキープすればいいでしょうか? ストップ・ザ・たるみ防止策を教えてください。
【岡江アドバイス!】
外に出ればマスク着用、会議はリモート、打ち合わせは電話。大勢での会食はできない。買い物も必要最低限に。ほ~んと、人に見られる機会がまったくない生活で顔がどんどんたるんでいく気がしますよね!
インスタライブなどを積極的に行っている私でも、日々それは実感してしまいます。だからこの自粛生活の中、私は「つまみ美容」を初めてみました。つまみ美容は昨今いろいろなところで話題になっているようですが、なーるほど! 実際にやってみて納得したわ。肌の表面にダメージを与えずに効率よく細胞を活性化できる、すごくいいやり方ですねコレ。ついでに、仕事中の眠気覚ましにもなりそうで(笑)。
やり方はとっても簡単です。指先で軽くジワっと顔の肉をつまんで引っ張るだけ。ちょっとしたコツは、こんな感じかしら。
<つまみ美容のやり方ポイント>
・爪をたてないように指の腹でつまむ。
・親指と人さし指でやさしく顔の肉をはさみ、ジワっと力を入れて数秒ギュウッとつまんだらスッと力を抜く。
・フェイスラインやほほ周辺、ほうれい線など気になるところは細かくつまむ。
・メイクの上からでもOK。※スキンケア直後だと乳液や美容液で肌がすべることもあるので、すっぴん時に行うとしてもスキンケアがなじんでいるタイミングで。
これをやっていたら、昔私がTVや雑誌でご紹介していた「シミ解消法」を思い出しました。フェイスブラシの角をドライヤーで温めて、シミをトントンとたたいてほぐすというもの。あれも毛細血管や細胞に刺激を与え、活性化させるという理屈でしたので、つまみ美容と似たような発想です。つまみ美容は場所によっては多少の痛みが伴いますが、コラーゲンを飲んだり表面を保湿するだけより、ずっと効果が高いと実感できますね。まんべんなくつまんだあとは、顔がポカポカしてくるの。肌は毛細血管の終着駅。すみずみまで、しっかり血液をいきわたらせてあげることが美肌づくりには重要よ。
以前、美容健康のために逆立ちをしていました。これは今でも続けていて、当時1分だったキープ時間が今では2分半へ進化。これも、頭や顔の毛細血管に血をめぐらせるための工夫だったりします。血流が抜群によくなるので、マッサージよりもくすみ解消効果が抜群。さらに、最近では物忘れも減ってきたなんて驚きの健康効果もあったんです~! もしや脳が活性化されちゃったかしら。逆立ちを日課にする以前は、もう「記憶力」という機能が私の中から失われすぎて、「私は過去を捨てた…前だけ向いて生きていくのよ…」なんて思っていたのに。逆立ち生活で、見事復活!
実際、逆立ちが脳にどう作用したかはわかりようがありませんが(笑)、何にせよ、あの手この手で毛細血管を元気にすることは美容健康にとっても大切です。自粛生活で運動量が減っている今、いろいろな工夫で肌に刺激を与えていきたいですね! そしてたるみをギュッと持ち上げて。
取材・文/木下 頼子