寒い日に外出するとひんやりした空気によって、肌や髪の水分が奪われるような乾燥、毛穴がキュッと引き締まるような感じを経験したことはありませんか? 冬の間はいつも以上に血行不良やこりを感じやすくなります。
今回は、頭皮をほぐすマッサージやリフレッシュケアについてご紹介します。
Contents 目次
寒さで肩、首、頭皮のこりを感じる原因は?
寒いと無意識のうちにギュッと肩が上がり、背中が丸まった姿勢になりませんか?
背中が大きく見えて、肩のつけ根も内側に入り、首から頭、顔にかけてもうつむきがちになります。冬のこりや疲労感を感じる原因は筋肉の状態にあります。
体にはたくさんの筋肉がありますが、首から肩にかけて僧帽筋(そうぼうきん)、首から肩甲骨にかけて肩甲挙筋(けんこうきょきん)、肩から二の腕にかけて三角筋(三角筋)があります。
寒いと感じると筋肉に力が加わることで、筋肉の内側にある血管が圧迫され、酸素や栄養が行き渡りにくくなり、めぐりが悪くなるほか、筋肉内に疲労物質が蓄積することで肩や首がこった、疲れやすいと感じます。
また、肩から首、頭皮もつながっているので、肩や首のこりによってめぐりが悪くなり頭皮のこり、髪に栄養が行き渡りにくくなり髪に元気がない、顔がたるんで見えると感じます。
さらに、筋肉や脂肪の上に皮膚組織があるため、こりや疲労感を放置すると皮膚へのめぐりも悪くなるため、肌の乾燥、くすみ、むくみを招く原因にもなります。
こういったことから、入浴中やスキンケア時間、休日のリラックスタイムなどに“頭皮ほぐし”をとり入れるのがおすすめです。
頭皮ほぐしマッサージ
(1)頭皮ほぐしの前に、ゆっくり湯船に使って体を温めたり、腕回しやストレッチを行い肩や首の筋肉をほぐしましょう。
(2)首のつけ根のくぼみに親指を置き、人さし指から小指の指の腹を側頭部に沿わせ、円を描きうしろにずらすようにゆっくりほぐします。これを5回くり返します。
(3)(2)の場所のまま、頭皮を頭頂部に向かってゆっくり持ち上げます。これを5回くり返します。
(4)首のつけ根のくぼみから少し上に親指を置き、人さし指から小指の腹を頭頂部に沿わせ、円を描きうしろにずらすようにゆっくりほぐします。これを5回くり返します。
(5)(4)の場所のまま、頭皮を後頭部に向かって少し下げるようにゆっくりほぐします。これを5回くり返します。
(6)人さし指、中指、薬指を生え際に沿わせ、指の腹で頭皮を少し上に持ち上げながら円を描くようにゆっくりほぐします。これを5回くり返します。
(7)首のつけ根のくぼみに人さし指、横に中指を置き、薬指を沿わせ、ゆっくり円を描きながら、こりやつまりをほぐします。これを5回くり返します。
(8)(7)の位置から少し上に移動し、同じように人さし指、横に中指、薬指を沿わせ、ゆっくり円を描きながらこりやつまりをほぐします。これを5回くり返します。
頭皮のこりやつまりがほぐれて頭がすっきり軽くなる、血行がよくなって肌のくすみが解消される、顔がすっきりするなどを感じられると思うのでとり入れてみてください。
リラックス効果を高めてくれるアイテム
筋肉がギュッと収縮するのは寒さだけでなく、無意識のうちに力が入ったり、緊張したときなども生じます。
ここからは、緊張から癒されて、リラックス効果を高めてくれるアイテムを紹介します。
ひとつ目は頭皮マッサージをする時間がない朝、日中におすすめのアイテムです。
朝の身だしなみ時にブラッシングを行う人も多いと思いますが、日中の疲れを感じるとき、シャンプー前、頭皮マッサージ前にヘアブラシを活用しましょう。
ヘアブラシは髪のからまりを解く、ツヤを出す以外にも頭皮に刺激を与えて血行を促す役割もあります。
私が愛用しているのは「無印良品 ヘアブラシ ミックス毛」です。
持ち手部分が安定して使いやすく、高さの違う2種類のブラシが、頭皮にほどよい刺激を与えながら、しっかり髪をキャッチしてからまりをほどきツヤも高めてくれます。
血流促進、こり予防、髪のツヤキープなどに万能なのでおすすめです。
ふたつ目は、日々の疲れやストレスを和らげて、リラックスして眠りにつく夜におすすめのアイテムです。
夜といえば、一日の汚れや疲れ、ストレスを洗い流すバスタイムをイメージしますね。
ザワつく心をスーッと穏やかにする香り「ダイアンボヌール ダメージ&リペアシャイン ピローミストつき <ナイトドリームティーの香り>」はおすすめです。
シャンプー&トリートメントは髪にツヤを与え、毛先までふんわりなめらかな仕上がりになる使用感ですが、私が特に気に入っているのは「ナイトドリームティーの香り」。
ふわっとさわやかなベルガモットとラベンダーの中に甘くて上品なミュゲ、アンバー、ムスクの香りが疲れた体や気分を解きほぐすように和らげてくれます。
セットになっているピローミストも同じ香りで、お風呂上がりに過ごすリビングや寝室、枕や寝具にシュッとすることで睡眠時までリラックス感を高めてくれます。
寝ている間も日中の疲れや緊張を穏やかにして、しなやかな筋肉をキープしてこりや疲れをため込まないようにしましょう。
寒さだけでなく、無意識に力が入る、緊張状態でも肩や首、頭皮のこり、疲れを感じやすくなるので、頭皮マッサージやリフレッシュケアアイテムも参考にしてみてください。