マスク生活において、「マスクなしのときのメイクと同じやり方では、例え最新のコスメを使ったとしても老け見えしてしまう」とおっしゃるのは、美容家の木土さやさん。そこで、木土さんが数少ないアイテムをどのように使っているのか、美人度増しのコツを教えていただきました。
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目もとに色を使うなら、カラコン
目もとの印象をガラリと変えたいときにおすすめなのが、カラーコンタクトです。
もともとわたしは三白眼なので、少しでも黒目の印象を強めたく、カラーコンタクトはマスク生活以前からマストアイテムでした。
とはいえ、30代後半となった今、10代や20代の頃に使用していたフチありタイプや色がくっきりしたタイプのカラーコンタクトは、年齢と共に似合わなくなってきたのを痛感。マスク生活になって目もとが際立つため、より感じるようになりました。
たしかにフチありタイプや、くっきりとしたタイプのカラーコンタクトは瞳の印象を強めてくれるため、デカ目効果も抜群ではあるのですが、“全顔しっかりメイク”とはちがい、目もとしか見えないマスク生活では、こういったカラーコンタクトだとアンバランスさが浮き彫りになってしまうのです。その結果、全体の印象がチグハグになり老け見えしてしまいます。
そこでおすすめなのが、フチなしタイプのカラーコンタクトです。白目との境目が自然にぼやけるので、ナチュラルに瞳の印象を変えることができます。
その日の予定やメイク、気分でカラーコンタクトも変えていますが、ここ最近、断トツ出番が多いのは「HARNE(ハルネ)」です。
「HARNE(ハルネ)」は、派手系カラコンは卒業したけれど、カラコン自体は卒業できないというカラコンヘビーユーザーの声に応えたブランド。ただかわいいだけでなく、大人っぽさや、こなれ感、色っぽさまで叶うという、まさに大人世代のマスクメイクにはぴったりのカラーコンタクトなんです。
わたしは「Maple」を使用しています。
直径がそこまで大きくないので、黒目を大きく見せたり、目もとの印象を強めるというよりかは、瞳を軽やかに彩る“ちょっとした抜け感”が心地よく感じます。まさに、カラコンオンリーで美人度増しが叶います。
Before、Afterがこちら。
目もとにツヤを出すなら、グリッター
赤み系やピンクシャドウなど、アイカラーで目もとを彩るのもステキですが、マスク生活において意外な魅力を発掘したアイテムというと、じつはアイグリッターなんです。グリッターと聞くと、“派手”“ギャルっぽい”というイメージが強いかもしれませんが、ここ最近のグリッターはすごいです。遊び心がありつつも、自然に目もとの美人度を高めてくれます。
わたしが推しコスメとして紹介するのは「Ririmew(リリミュウ) ピックミー アイズグリッター」。01番の「BRIGHT ME ブライトミー」がおすすめです。
マスク生活中の薄いメイクと大人の顔にぴったりとハマる発色感と、多色に輝く繊細なラメやホログラムの質感が絶妙なんです。
ギラついた感じがせず、大人がつけても浮かない品のあるグリッターは、目もとにニュアンスをひと足ししてくれる優秀なアイテムです。グリッターオンリーで美人度増しできてしまいますよ。
いろいろなアイテムを使うのは面倒。だけどきちんと見せたいし、美人度増しにもしたい! そんなわがままを叶える、木土さんのセレクトコスメをぜひ使ってみてくださいね。
取材・文/高田空人衣