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世界的フェイスクリエイターKokoさんに聞く! 顔が変わる! 若返る!! 舌がポイントの「顔ヨガ」基本メニュー3
人気テレビ番組出演やハリウッドのセレブへの指導など、アメリカで活躍するフェイスクリエイターKokoさん。世界で活躍するフェイスクリエイターになるまでの道のり、ハリウッドセレブが「Legit!(本物だわ!)」と絶賛したメソッドの効果に続き、3回目の今回はいよいよミューイングという舌へのアプローチを重視した「顔ヨガ」の実践メニューを教えていただきます。
Contents 目次
まずは舌を上あごにつけ続けることから始めよう
1つ目は、舌を本来の正しい位置に整えるメニュー。「正しい位置」を知ることで、自分の舌がふだんどんな状態かを知ることもできます。
「舌は根元から上あごにべったりとついているのが正しい状態です。ところが、舌の力が衰えていると、上あごから離れて下あごのほうに下がる『落ち舌』に。すると、下がった舌に引っ張られてフェイスラインやほおが落ちたり、呼吸が浅い口呼吸になったりしてしまいます。まずは、舌をピタッと上あごにつけてみましょう。これ自体が舌を正しい位置に戻すミューイングのトレーニングです。舌の先端は前歯の裏側につかないのが正しい位置。歯並びに影響することもあるので、舌の先端で上の歯の内側を押さないように気をつけて」
「1日のうち1時間は、おしゃべりをしたり、食事をしたりして、舌は動き回っているので上あごから離れますが、それ以外の時間は上あごにつけていてほしいです。電車に乗っているとき、仕事をしているとき、家事をしているとき、いつでもできますからね。『いま舌はどこにあるか』を意識して過ごし、姿勢を正すようにこまめに行なってほしいです。リラックスしているときにも、無意識で舌を上あごにつけていられるようになるのが理想ですね」
基本メニュー2【Nのポーズ】
2つ目は、舌が上あごにピタっとつかない、つけ続けるのが難しい状態を改善するメニュー。
「最初は舌がこり固まっているので、思うように動かすことができないかもしれません。でも、続けることで、舌の筋肉が目覚め、動きのよい舌になっていきます。利き手があるように、舌の左右どちらか方向が動かしやすい『利き舌』がある人がほとんど。右利きの人は右側であることが多いんですが、利き側に舌が寄ってしまわないように、舌の中心を意識しながら行ってください」
1.「エーンー」と声に出しながら、舌を上あごにぴったりつけます。
2.「ヌッ」っと言うつもりで舌で上あごをはじきます。ゆっくり舌打ちをするようなイメージで行い、舌がぴったりと上あごにつく感覚を身につけましょう。1に戻り、これを3回くり返します。
基本メニュー3【天井なめのポーズ】
3つ目は、首といっしょに舌を大きく動かし、舌の筋肉を刺激するメニュー。
「舌の動きは、姿勢とつながっています。あごがだるくなったり、えずいたようになったりするのは、姿勢が悪いことが一因かもしれません。舌から膣までが一直線に伸びているのが正しい姿勢。一直線のラインが崩れていないかチェックしながら、正しく行いましょう」
1. 両手の先をつけて肩を抑え、胸を開きます。首の前側を伸ばしてあごを上げ、天井をなめるように舌をできるだけ高く上げます。舌の両わきを巻き上げるようなイメージで、舌を細くとがらせて行い、10秒キープ。
2. 手を肩から離し、頭の後ろに添えます。頭の重みを感じながら顔を下に向け、首の後ろ側を伸ばします。ゆっくりと顔を上げ、正面を向きます。
「続けていると、下がった舌に引っ張られていた顔の筋肉が、上がった舌に引き上げられていきます。つまり、顔のクセが変わっていくんです。年齢を重ねているほど、筋肉のクセを変えるのに時間はかかりますが、何歳からでも顔は変わります。ぜひ、若々しく、引き上がった顔を手に入れ、そしてこれからもずっとキープしてください!」
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取材・文/馬渕綾子