トレーニングをしてもなかなか引っ込まない下腹、体自体はそんなに太ってないのにどうして? とお悩みの人もいるのでは。その原因と、ぽっこり下腹を撃退するめん棒マッサージのやり方を、「めん棒ダイエット®」考案者 鈴木きよみさんに教えていただきました。
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婦人科系の不調が原因?
「下腹には、子宮、卵巣など、女性にとって大切な臓器があります。そのため、おなかが冷えたり不調があったりすると人間はそこに脂肪をつけて、それらの臓器を守ろうとするのです。それが下腹にぜい肉がつく原因のひとつ。とくに、体は細いのに下腹だけぽっこりと出ている人は、婦人科系に問題を抱えている場合が多いので要注意。いくら腹筋をしても下腹を引き締めるベルトをしても、婦人科系に不調があると、ぜい肉が落ちにくくなります。まずは足裏の婦人科系のゾーンを念入りに刺激して、足裏から不調を改善するのが先決。そして、マッサージでお腹を温めれば、下腹のぽっこりがへこんできます」(鈴木きよみさん)
足裏のここを押す!
子宮の働きをアップさせ、子宮を保護するためにつくぜい肉をつけないようにする。
<押し方>
- 1、片手の親指を反対側の足の内くるぶしの上にあてる。
- 2、親指の腹を使い、内くるぶしの後ろの「子宮」のゾーンを上から下に向かって強めにさする。反対側の足も同様に。
ぽっこり下腹をひっこめる!めん棒マッサージ
それでは、ぽっこり下腹を撃退する「めん棒ダイエット®」のやり方を紹介していきます! 注意事項をよく読んでから始めましょう。
<注意事項>
- 食後30分以内は控える
- 妊娠中、または病中・病後の方は、医師と相談してから行う
- マッサージ後は十分な水分を摂る
- めん棒は、足裏以外は皮膚に直に当てずに、衣服の上からマッサージを行う
- 力加減はイタタッと声が出るくらいの強さが目安、いた気持ちいいに変わるまで行う
- 打ち身のような痛みを感じたら、その部位の刺激は避ける
- 一度に30分以上は続けて行わない
1)脚のつけ根をまんべんなくもみほぐす
両足を肩幅に開いて立つ。めん棒を順手で持ち、軽くひざを曲げた片脚のつけ根にあてる。上下にめん棒を動かしながら、脚のつけ根がやわらかくなったと感じられるまで脚のつけ根をまんべんなくほぐしていく。反対の脚も同様に。
*写真ではマッサージする部分をわかりやすくするために直接肌の上で行っていますが実際は、衣服の上から行ってください(以下同様)。
2)下腹全体をめん棒でもみほぐす
両足を肩幅に開いて立つ。へその下から脚のつけ根に向かって、めん棒で上から下へ強めにさする。めん棒の位置を少しずつずらしながら、下腹全体をまんべんなくさすっていく。
3)円を描くように腹全体をさすり上げる
片脚のつけ根の少し上にめん棒をあて、時計回りに円を描くようにめん棒でおなか全体を強めにさする。このときおなかは力を抜いてリラックスさせる。
4)下腹のぜい肉を持ち上げるようにさする
下腹にめん棒をあて、手首のスナップをきかせて下から上にぜい肉を持ち上げるように、下腹全体を強めにさすり上げる。下腹全体が温かくなるまで、まんべんなく行って。このときおなかは力を抜いてリラックスさせる。
なかなか引っ込んでくれないぽっこり下腹にお悩みの人も、子宮の働きをアップさせながら、めん棒マッサージをとり入れてみてはいかがでしょう!
撮影/山上忠 モデル/土屋ひかる ヘア&メイク/斎藤節子 文/FYTTE編集部 衣装協力/ニューバランス