年に2回、世界のファッション都市で開催されるファッションの祭典『ファッション・ウィーク』。その中でも最も情報発信力が大きいとされる、5大ファッション・ウィークのひとつである東京のファッション・ウィーク『アマゾン ファッション ウィーク東京』が先日10月15日に開幕!拠点のひとつである渋谷ヒカリエにて、資生堂スペシャルトークショーが行われました。
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『アマゾン ファッション ウィーク東京』トークショーレポート
トークショーでは、第二部ではファッションやメイクの力を表現した動画『The Party Bus』が初公開!
それに先駆けて第一部では『アマゾン ファッション ウィーク』アートディレクター大島慶一郎さんと、アマゾン ファッション ウィークオフィシャルアンバサダーのハリー杉山さんによるトークショーが行われました。
洋服を買う楽しさを、知ってもらいたい
「ファッションウィークを通して、洋服を買う楽しさ、洋服を探す楽しさを知ってもらいたい」そうおっしゃる大島さん。
インターネットがあることで、SNSがあることで、欲しいものが簡単に見つかり、簡単に手に入れることができる時代。
だからこそ昔のような「やっと見つけた」という快感がないゆえに、本当に欲しいもの、本当に必要としているもの、つまりは”本当の自分”がわかりにくくなっている時代なのではないかと、大島さんは問いかけます。
今生きる女性は、もっと欲望に素直になっていい
今シーズンのテーマ「欲望を、恥じるな」を表現した、キービジュアルを制作した大島さん。
新井貴子さんが、ジャングルジムに猿のようにからむ、かなり印象的なこのキービジュアルは、都会のジャングルにいる野性的な女性像をイメージしたのだそう。
なんでも均一化を求められ、目立つとかえってよくないとされる現代だからこそ、もっと自分の欲望を出せて、ファッションなら「着たいものを着たい!」「とがったものを作りたい!」そんな風に、やりたいことができる時代になればという想いがこめられている、
このキービジュアル。
ピンクや赤といった、情熱的な欲望の色を纏い、欲望の塊をイメージした丸い実をむさぼる様子は「欲望に素直になれる女性は、魅力的」ということを伝えたいということでした。
変化を楽しみ、いい意味でこだわらない
動画『The Party Bus』に出演した女優のエレーナ・アンさんとダンサーのえんどぅさんによる、第二部のトークショーでは、お二人のファッション感、メイク感に関するトークが繰り広げられました。
トークショーでは、個性的なファッションで登場したエレーナさんですが、普段は黒がベースでシンプルなファッションを好み、こういった場で他の(スタイリストさん)人が選んだ服を着ることで気分が変わったりする変化を楽しむのだそう。
メイクに関しても同じで、普段はベースはナチュラルに、赤リップだけをつけて、プライベートは極力シンプルにしているのだそうです。
えんどぅさんはというと、決まったブランドがあるわけでもなく、旅先でふと目に入った服をさらっと買ってみたり、その時々の気分にあわせてファッションを楽しみ、メイクに関しても同様とのこと。
お二人とも、いい意味でこだわりがなく、変わることで心が変わったりすることを、その時々で思い切り楽しんでいる様子がうかがえました。
新しいファッションやメイクに出会うことは、今まで見たことのない自分に出会えたり、自分に自信がもてたり、今の自分に必要な変化を瞬時に感じられるチャンスでもあり、改めてファッションやメイクは、人生を彩る最高のツールであることに気づかされます。
ぜひ『アマゾン ファッション ウィーク東京』と共に、動画『The Party Bus』も合わせてぜひご覧くださいね。
写真・取材・文/高田空人衣