年末に近づくにつれて、久しぶりの人に会ったりする機会が増えるもの。
久しぶりだからこそステキにみられたい気持ちから、メイクも気合いが入りがち。なのに、「あれ? 思ったより反応が悪い…」。その原因は、いいと思ってやっている、そのメイクかもしれません。やり続けるだけマイナスな、老け増しメイク。どこがいけないのか今すぐおさらいしておきましょう。
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■:老け増しポイントは「ベース」と「ヘア」!
たいていの女性は、ベースメイクとヘアスタイルをまちがっていることで、自ら老け増ししてしまっています。
まず即座にやめることは、ファンデーションの塗りすぎです。
大人になったから、隠したい部分が増えたからといって、ファンデーションを顔全体に塗ったり、しっかり塗りこむと、肌がキレイに見えるどころかずっと“老け増し”になります。
いかにも“メイクしています感”がなく、自然に見えて、透明感のある素肌メイクが今っぽい肌のため、ファンデーションが厚いだけで老けて見えてしまうのです。
多くの女性がついついやってしまうのが、“完璧にしっかり隠す”ということ。これ自体が老け見えしてしまうのですよ。
全体のベースは薄くすることを徹底して、本当に隠す必要のあるところだけカバーするメイクを意識してみてください。
今はカバー力がありながら、ナチュラル美肌に見せてくれる優秀下地やファンデがたくさん出ています。
昔から使っているファンデーションが変わらないという女性は、いくらそれを気に入っているとしても、新たに今ならではのファンデーションへ買い替えてみて。それだけでも、ずいぶん変わります(chihoさん)
■:変わらない眉は、老け増しを加速!
10年前に流行した、女子力高めの盛りヘアとメイク。
ヘアはトップを盛って、コテを使った名古屋巻き。さらには目元を大きく見せるために、囲み目アイラインにつけまつ毛、マスカラを重ねづけして目力アップ。
眉は細いペンシルで、輪郭をくっきり美しく、いかにも“がんばってキレイに描きました感”が伝わる、弓なりアーチ眉でした。
この時代の眉でなくても、過去の時代の眉を今も現役で続けていることが、老け増しに見える原因なのです。
今は自毛を生かした、「太めのふんわりナチュラルまゆ毛」がトレンド。むしろいかにも“描いていない風”。
パウダーアイブローで、ふんわりと描いてぼかして、眉色だって自眉と変わらないものにするだけで、老け増しをストップすることができます。
顔の印象は眉で決まるなんて言われますが、まさにそう。いつかの時代の眉を今も変わらずしていることが、老け増し判定されちゃう原因になるのです(chihoさん)
■:愛用品だって見直さないと、老け増しします
メイクは常に気合いをいれて試行錯誤しているけれど、髪はずーっと同じお手入れ。髪型だって変わらないまま。しいていうなら、年齢とともに白髪が気になるくらい、という女性はいませんか。
髪は、自分で見ようとしても正面の前髪と、耳前サイドしかよく見られないから、ふだんアまり気に留めることがないかもしれません。
とりあえずクシでとかして、髪飾りをつけていたら大丈夫と思っている人もいるでしょう。
でも、実際の髪の状態はというと、ツヤがなくパサパサの髪。
昔のキレイな髪とは、まったくちがう状態になってることに気がついてない人がほとんどなのです。
なぜなら、自分のうしろ姿をチェックする人がそれほど多くなく、髪はふだん目に入りにくいので、メイクほど意識する機会に恵まれないからなんですよね。
でも、残念ながら他人から見ると、視界に入る頭の大部分(3/4~2/3くらい)は髪の毛なんです。
つまり、メイクよりも他人の視界にすぐ入る髪だからこそ、老け増し見えにも気づかれやすいのです。
髪の老化にも意識すると同時に、ずっと変わらず愛用しているシャンプーやトリートメントの見直しをしましょう。
さらには、アウトバストリートメントや髪にツヤが生まれるヘアアイテムをとり入れるようにすると、老け増しにストップかけられますよ(chihoさん)
自分にぴったりだと思っている愛用品やスキルも、年齢とともに見直しは必須です!
取材・文/高田空人衣