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【40代お悩み】オシャレしてもメイクを変えても、誰にも気づいてもらえない…。「ほめられたい」を叶えるには?
美容に関するテクニックから、ときには人生について、全方向に経験豊かなアラフィフがズバズバ斬りつつも、親身にじっくりお答えする美容研究家・岡江美希さんの「お悩み相談室」。今回は「周りからの評価」に関するお悩みです
Contents 目次
【お悩み】オシャレをしたら「ほめてもらいたい…」
新しいファッションやメイクをとり入れても誰にも気づいてもらえません。人からほめてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。
【岡江アドバイス!】
ほめられるために必要なのは、「自信を持つこと」です。
謙虚が美徳になるシーンもありますが、素敵な装いはある意味「自己顕示欲」が支えてくれているもの。おしゃれでステキな人って、ふるまいが控えめに見えたとしても、自撮りを頻繁にSNSにアップしていたりして、承認欲求が強めだったりしませんか? 人からほめられたいなら、それはとてもいいことだと思います。
でも、突然「自信を持て」と言われても、どうしたらいいかわかりませんよね。だったら自分が「ドラマの主人公だ」と思って過ごしてみてはどうでしょう? そうすれば、イヤなことがあってもピンチのときも、ときには夜逃げするときだって(しないって?)、気分が上がって自信に満ちたふるまいができるんです。私も、実践しています(笑)。
誰も見てないのに…なんて思わないでください。想像力を働かせて、このできごとはあとから編集されて、BGMがついて~とイメージしてみてください。そういう自分を盛り上げる気持ちでオシャレするのが、かわいさを引き出し、自信をまとう秘訣です。
ほかに頭に入れておきたいのは、「誰にほめられたいか」「誰に気づいてもらいたいのか」です。
例えば私の場合は今の時代に着物ばかり着ていますが、そうするとほめてくれるのは着物好きな人たちばかり。着物にまったく興味のない若い人たちが私をみても「ふーん?着物ですね」と思うだけ。でも、それで満足。
一方、「いつもいろいろな人にほめられる」という人の場合は、「人の求めるものを知っている」のでしょう。世の中が「いい」と認識するものに、意識的でも無意識でも、きちんと寄せている。
あなたが誰にほめられたいのか。女友だちなのか、おじさんたちなのか、意中の人なのか。それによっても目指す方向が変わってきます。つまり「誰もほめてくれない」というケースの多くは、自分がいいと思うものと、ほめてほしい相手がいいと思うものが一致していないんです。そして多分、中途半端。
私はシャロンストーンやマドンナも好きなので、意識して彼女たちに寄せてオシャレするとだいたいは「怖い」って言われるわ。でも、価値観が同じ人たちは、ほめてくれる。
まずはドラマの主人公になったつもりで気分を上げて、似合わなくてもいいから自分がステキだと思うものを全力でマネしてみてください。そうすれば価値観が同じ人たちがきっと、あなたをほめてくれるはずですから! 春の装いにチェンジするタイミングで、ぜひお試しを。
取材・文/木下 頼子