季節の変わり目はなんとなく体がだるい…という人も多いのではないでしょうか。とくに今は、新型コロナウイルスの影響で、ふだん通りにいかないことばかり。このような時期に、栄養学のプロはどのような工夫で体調を維持しているのでしょうか。管理栄養士の大越郷子先生に、日々の食生活の工夫について伺いました。
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私は比較的水分をとることが多く、日中、水やコーヒー・お茶をよく飲みます。
そのため、むくみも伴うことがあるので、野菜や果物は意識してとるようにしています。
野菜や果物にはカリウムが多く含まれます。カリウムはむくみを解消する効果があるので、積極的にとるようにしています。また、食物繊維をとることができるので、野菜は皮まで活用します。
夕食は、食べる内容や量が多くなりがちで、その分、カロリーや塩分も多くとりがちです。
なので、野菜か海藻の常備菜をいつも必ず用意しておき、その1品は、なるべく塩分少なめ、脂肪分少なめにしています。塩分を多く摂取することも、むくみにつながるので…。
例えば
・コールスローサラダをマヨネーズを使わないドレッシングで作る
・だいこんやきゅうりを、少なめの塩分で塩もみにしておく
とってもカンタンなひと皿ですが、夕食には必ず取り入れます。朝やお昼などにもときには活用するようにしています。野菜150gを1パックにした「即ベジパック」もおすすめです。
常備菜を作るときは1回で3~4日間分を作ってしまいます。すると、1週間で2回ほどしか作らなくてすむので、ムリなく毎日食べられます。
ちょっとしたことですが、不調をすっきりさせるために、食卓に野菜や海藻・きのこ類を欠かさないという生活をずっと続けています。
撮影/江藤はんな(食材)