夏は、食欲が落ちたり、疲れやすくなったりします。その原因のひとつが、汗です。体温が上がると、発汗によって体温を下げますが、そのときに、水分とともに、体調管理に欠かせない栄養素である、ナトリウムやカリウムなどのミネラルが失われてしまうのです。その対策のひとつは、失われた栄養成分を補うこと。夏野菜のトマト、きゅうり、なすなどには、カリウム、マグネシウムが多く含まれます。旬の夏野菜を摂って体調を整えましょう。
Contents 目次
夏野菜のひんやり料理をご紹介
食欲のないときでも食べやすい、トマトやきゅうり、なすなどの夏野菜を使った、冷製レシピを3つ紹介します。
だし
のどごしよく、つるんと食べられる山形の夏の定番料理。
材料(4人分)
- きゅうり:1本
- なす:1本
- みょうが:1本
- オクラ:3本
- しそ:5枚
[A]
- 醤油:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 酢:小さじ1
- 砂糖:小さじ1
- オクラを熱湯で30秒ほど茹で、冷水につける。ペーパータオルで水気をとり、小口切りにする。
- きゅうりとなすを5mm角のさいの目切りに、みょうがと大葉はみじん切りにする。
- ボウルにAを混ぜ合わせ、1と2を加えて全体をよく混ぜる。
- 3にラップをして、冷蔵庫で半日~1日ほどおいたら完成。
※3日以内を目安に食べきりましょう。
冷や汁
サラサラといただける宮崎の郷土料理。
材料(2人分)
- きゅうり:1本
- ミニトマト:4個
- みょうが:1本
- しそ:2枚
- 木綿豆腐:1/2丁
- 鯖の水煮缶:1缶(190g)
- 塩:少々
- だし汁:1と1/2カップ
- 醤油:小さじ2
- すりごま(白):大さじ4
- ごはん:茶碗2杯分
- 木綿豆腐を1口大にちぎり、ペーパータオルで水気をとる。
- きゅうりを薄切りにして塩をふり、ペーパータオルで水気をとる。ミニトマトは半分に、みょうがとしそは縦半分に切ってから千切りにする。
- 鯖の水煮缶の汁を切り、大きめのボウルにあけてほぐす。だし汁と醤油を加えた後、1と2、すりごまを加えてひと混ぜし、ラップをして冷蔵庫で冷やす。
- ごはんを軽く水洗いして、ざるに上げて水気を切り、器に盛った後、3をかける。
夏野菜のマリネ カレー風味
カレー風味が食欲を刺激する一品。
材料(2人分)
- きゅうり:1本
- なす:3本
- 紫タマネギ(タマネギでも可):1/2個
- パプリカ(赤):1個
- ニンニク:1片
- サラダ油:大さじ3
- 塩:小さじ1/2
- カレー粉:小さじ2
- レモン:1/2個
- レーズン:適量
- 紫タマネギを薄切りにし、ボウルに入れておく。
- なすを半分の長さに切った後、縦に6等分する。水にさらしてあくを抜き、ペーパータオルで水気をとる。
- きゅうりとパプリカをなすと同じくらいのサイズに切り、ニンニクは薄切りに。
- レーズンをぬるま湯で洗う。レモンは2枚薄切りにし、残りで絞り汁を作る。
- フライパンにサラダ油を熱し、なすとニンニクを中火で炒める。油が回ったらきゅうりとパプリカを加えて、さらに炒める。
- 5に塩とカレー粉を入れて炒めた後、1に入れて、野菜の熱を紫タマネギに移すようによく混ぜる。
- 6に4を入れて、15分ほどなじませたら完成。
暑くて食欲がない時は、夏野菜を使った冷たい料理を食べて、夏を元気に過ごしましょう。
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