骨だしスープは、基本のスープ以外にも水の替わりに煮たり、いろいろな料理にちょい足ししたりして、使うことができます。今回は、料理家のだいぼうかおりさんが考案したジュレドレッシングと野菜のテリーヌをご紹介します。

せん切りサラダ ジュレドレッシング

【材料】(2人分)
鶏肉の骨だしスープ　１カップ
玉ねぎ　1/4個
キャベツ　2枚(約120g)
セロリ　1/2本
紫キャベツスプラウト　適量
粉ゼラチン　小さじ１
水　大さじ１
塩　小さじ1/2
◎レモン汁　大さじ２
◎オリーブオイル　小さじ１
◎こしょう　少々
パセリ(みじん切り)　適量

【作り方】
（１）玉ねぎは縦に薄切りにして水にさらす。キャベツはせん切り、セロリもすじをとってせん切りにする。スプラウトは根を切り落とす。小さな容器に水を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかしておく。
（２） 鍋に骨だしスープと塩を入れて火にかける。塩が溶けたら（１）のふやかしたゼラチンを加えて溶かす。ボウルに移して氷水を張った別のボウルに当てて粗熱をとる。
（３）（２）に◎の材料を加え、ゆっくり混ぜながら冷やす。少しとろみがついたら冷蔵庫に入れて冷やしかためる。
（４）（１）の野菜を冷水につける。シャキッとしたら水気をしっかり切って器に盛る。
（５）（３）にパセリを加え、スプーンでほぐしてジュレ状にして野菜にかける。

※ジュレドレッシングは温まると溶けてきますが、再び冷蔵庫に入れて冷やすとかたまります。

おもてなしにもぴったり！ 野菜のテリーヌ

【材料】 (2人分)
牛肉の骨だしスープ １カップ
（鶏肉や魚の骨だしスープを使ってもOK）
粉ゼラチン　小さじ１
水　大さじ１
オクラ　４本
ヤングコーン　4本
ミニトマト　6個
塩　適量
ディル　適量

【作り方】
（１）小さな容器に水を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかしておく。オクラは軸とがくのかたい部分を切り落とし、塩をふって板ずり（まな板の上でゴロゴロ転がす）する。
（２）（１）のオクラは塩ゆでして冷水にとり、色止め（一気に冷やして色を鮮やかに保つ）してしっかり水気を切って小口切りにする。ヤングコーンも塩ゆでして小口切りにする。ミニトマトはへたをとって湯むきする。
（３）（２）の野菜を器に入れる。
（４）鍋に骨だしスープを入れて火にかける。温まったら塩で味を調え、（１）のふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
（５）（２）をボウルに移し、氷水を張った別のボウルに当てながらゆっくり混ぜて粗熱をとる。トロリとしてきたら（３）の器に注ぎ、冷蔵庫で冷やしかためてディルを飾る。

※冷蔵庫で冷やすととりきれなかった脂が表面にかたまることがあります。スプーンなどですくってとり除いてください。

栄養満点で美肌のもととなる骨だしスープ。ほかのスープに使うのはもちろん、ジュレやテリーヌ、リゾットやカレー、中華やフォーなどにも相性抜群。料理に使うと、おいしさも倍増します。

いかがでしたでしょうか？
おうち時間に作り置きしておけば、かなり重宝しそう♪  栄養がとれて、美肌にも役立つ骨だしスープ。ぜひ、試してみてください。

文／FYTTE編集部

参考書籍

『NY発！ 飲む美容液！ 魔法の骨だしスープで顔のしわ・たるみは消せる』（PHP研究所）

【プロフィール】

桑島靖子
内科医院副院長。日本内科学会総合内科専門医。日本東洋医学会漢方専門医。日本抗加齢医学会専門医。30代に悩まされ続けた不定愁訴を、漢方と栄養療法で自ら克服。以来、漢方、栄養療法、点滴療法をとり入れた複合的なアプローチで内科疾患、不妊治療、発達障害、不定愁訴などの治療・予防に当たる。著書に『子宮を温める食べ方があった！』（青春出版社）などがある。

だいぼうかおり
料理家、スタイリスト。イギリス留学を経て編集者に。料理ページを担当したことをきっかけにフードコーディネーターに師事。多くの広告、カタログ撮影、レシピ開発に携わる。著書に『一生使える！家庭のたれ大全』（PHP研究所）『一生使える！お酢の作りおき大全』（同）がある。本書の料理ページのレシピ作成、料理制作、スタイリングを手がける。