備蓄食材としても買っておくと何かと重宝する乾燥野菜。無印良品の乾燥野菜をいくつかお試ししていますが、今回はドライトマトを使ってみました。夏はトマトがたくさん採れるので、「夏にドライトマト?」と思うかもしれませんが、トマトは加工することで栄養価が格段にアップし、うま味もぎゅっと凝縮されます。「乾燥野菜 国産ミニトマト」を用いて、さっそくパスタを作ることにしました。
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抗酸化成分のリコピン含有量も増える
無印良品の「乾燥野菜 国産ミニトマト」は半分にカットしたミニトマトを乾燥させたもの。ミニトマトが乾燥して、きゅっと縮まり、鷹の爪のような色合いです。
ほのかにトマトの酸味がするものの、そのままドライフルーツのようにかじったりしてもおいしくありません。お湯などで戻して使いますが、お湯で戻す場合は、たっぷりのお湯で5分程度。汁気の多い料理ではそのまま鍋に入れて使います。水で戻す場合は冷蔵庫で8〜12時間くらいです。
近年、トマトの健康効果が明らかになっていますね。栄養成分のなかで特に注目なのは抗酸化成分のリコピン。ダイエットや美肌、血液をサラサラにするなど、美容&健康にうれしい効果が判明しています。そのリコピンは、ドライトマトにすることで、数倍から数十倍に多くなるといわれています。そのほかのうま味成分も熱によって逃げることなく、逆に増大するとされています。
トマトの甘みが凝縮された濃厚なおいしさ
パスタの具材として使ってみました。ドライミニトマトをお湯で戻し、オリーブオイルをひいたフライパンでにんにく、ツナと合わせていきます。最後にゆでたパスタとからめてでき上がり。包丁なしでできるシンプルパスタです。
トマトの独特の酸味が少なくなり、その分味わいが濃厚に! うま味と甘みが効いて、ぐっとおいしくなっています。ドライミニトマトは戻すと、もとのトマトの味わいになるわけではなく、より甘くうま味が増し、すっかり別物の味わいです。
全体的にあっさりとした味つけのパスタでしたが、ドライミニトマトのおかげで味わいにアクセントがつけられました。
ドライミニトマトはイタリアンなどの洋風料理に使い勝手のよい食材。スープ、アクアパッツァにもオススメとのこと。和食ではあまり使いませんが、卵料理などによさそうです。カットする手間も要らず、入れるだけでパッと彩り鮮やかになります。
乾燥野菜 国産ミニトマト 20g 税込350円
文・写真/庄司真紀