Contents 目次
A 6時間
バッドチョイス!
睡眠時間が短くなると太りやすくなる
睡眠時間が6時間になると、食欲に関係するホルモンのバランスがくずれ、食欲が増進し、太りやすくなることがわかっています。また、睡眠中に行われるべき脂肪の代謝が進まなかったり、夜中に何か食べてしまったりするという点でも、太りやすくなります。
B 7時間
ナイスチョイス!
ダイエット効果が上がる睡眠時間です
7時間、睡眠がとれていれば、食欲に関するホルモンバランスも正常に保たれ、異常な食欲がわくことはありません。
C 8時間
ナイスチョイス!
ダイエット効果が上がる睡眠時間です
8時間、睡眠がとれていれば、食欲に関するホルモンバランスも正常に保たれ、異常な食欲がわくことはありません。
D 人によるし、睡眠はあまり関係ない
バッドチョイス!
睡眠はダイエットにとって重要。再認識を!
睡眠時間は太りやすさに関係することがわかっています。7~8時間はとるようにしましょう。
【睡眠時間と太りやすさの関係】
睡眠を7~8時間とっていれば、睡眠中に脂肪代謝は促進され、過食を防ぐホルモンバランスも保たれます。これについては、レプチン、グレリンという食欲に関係する2つのホルモンが関係しています。レプチンは脂肪細胞から分泌される食欲を抑えるホルモンで、グレリンは胃で作られる食欲を促進するホルモンです。睡眠時間が短くなり、6時間台になると、レプチンが減ってグレリンが増えます。つまり、食欲が増進してしまうのです。
また、夜寝て朝起きるという生活リズムの中で7~8時間の睡眠をとるならば、夜ふかししないので、夜中によぶんなものを食べないですむという点でもダイエット効果があります。
夜遅くまで起きていると、ケーキやラーメンなどが食べたくなるのは、脳に糖分を補給するためもありますが、ホルモンのバランスがくずれて食欲がわくから、ということも証明されています。
睡眠をたっぷりとりたくてもなかなか寝つけないとという場合は、就寝時刻の2時間前にお風呂に入るのがおすすめです。人間の体は体内深部の温度が下がると眠気が起こるようにできているので、お風呂に入って体温を上げ、体温が下がってくる2時間後くらいにふとんに入ると、入眠しやすくなるというわけです。寝るときには、夕食の消化も終えていたほうがよいので、夕食はお風呂の前にすませておきましょう。
10時間寝るという人もいますが、この場合は、起きている時間にできることが減って活動量が低下してしまいます。やはり睡眠時間は7~8時間程度がベストといえるでしょう。
取材・文/野上 郁子 イラスト/たなか のりこ