旬のさくらんぼとダージリンで夏にぴったりのスイーツを♡

今回ご紹介するのは、まるでさくらんぼが浮かんでいるような見た目がインパクト大！　の紅茶を使ったスイーツ。世界三大銘茶のひとつ、「ダージリン」と旬のさくらんぼをぜいたくに使った、夏にぴったりの『さくらんぼティーゼリー』です。

「ダージリン」ってどんなお茶？

世界三大銘茶のひとつといわれている「ダージリン」。紅茶好きの人ならもちろんのこと、一度は飲んだことがある、という人も多いと思います。そんな有名な紅茶「ダージリン」ですが、野菜や果物と同じように「旬」があるのをご存じですか？　ダージリンには春、夏、秋と年に３回の旬があり、季節によって香りや味わいが変わって、それぞれの個性を楽しむことができます。

ファーストフラッシュ（春摘み）と呼ばれる最初の旬は、３月～４月ごろ。セカンドフラッシュ（夏摘み）は５月～６月ごろ。オータムナル（秋摘み）は９月～11月ごろに収穫されます。

〈ダージリンのおいしいいれ方〉
ダージリンは特有の繊細で華やかな香りから、「紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。爽快な香りとコクのある味が特徴で、ダージリンのなかでも特にファーストフラッシュは茶葉の発酵度が低いため、繊細な香りや味が楽しめます。そのため、香りと味を最大限に引き出すには85〜90度位のやや低めの温度で３分程抽出させるのがおすすめです。セカンドフラッシュ、オータムナルは、沸騰させたお湯で３～４分間抽出させるとおいしくいれられます。

飲み方はストレートがおすすめ。ミルクティーにして飲みたいなら、オータムナルの茶葉を濃いめにいれてミルクを加えてみてください。茶葉の種類によっては抽出時間が異なるものもあるので、表示を確認してお好みで抽出時間を変えてみてくださいね。

さっぱりうるおう♪「さくらんぼティーゼリー」レシピ

＜材料＞（２～３人分）
さくらんぼ 15～20粒

【ダージリンティーゼリー】
・水 400ml
・ダージリン茶葉 ４g
・砂糖 40ｇ
・アガー　６ｇ

【レモンゼリー】
・水　250ml
・砂糖　30ｇ
・アガー　５ｇ
・レモン汁　大さじ１

【飾り用】
タイム、ミントなど　適量

・割りばし　２～３膳（カップの数分）

＜準備＞
○さくらんぼはよく洗い、飾り用に2～３粒残し、残りはヘタをとり、種をとり除いておきます。
○ゼリーで使う砂糖とアガーはそれぞれよく混ぜ合わせておく。
○リーフタイプの茶葉を使う場合は、ティーフィルターやお茶パックに入れておく。

＜ティーゼリーを作る＞
1. 鍋に水を入れて沸騰させ、火を止めたら、茶葉を加えてフタをして３分程蒸らす。時間が経ったら茶葉をとり出す。
2. （１）に合わせておいた砂糖とアガーを少しずつ加えながらよく混ぜ溶かし、粗熱をとっておく。
3. 粗熱をとったゼリー液をカップの半量ほど入れ、さくらんぼを静かに入れて冷蔵庫でしっかり冷やし固める。

＜レモンゼリーを作る＞
1. 鍋に水を入れて沸騰させ、弱火にし、合わせておいた砂糖とアガーを少しずつ加えながらよく混ぜ溶かして火を止める。
2. （１）にレモン汁を加えて混ぜ、粗熱をとっておく。

＜作り方＞
1. 冷やし固めたカップのティーゼリーを冷蔵庫からとり出し、飾り用のさくらんぼのヘタを割りばしではさんで、カップのふちに置き、中で浮かすように固定したら、レモンゼリー液を静かに注いで、固まるまで冷蔵庫でよく冷やす。
2. タイムやミントを飾ってできあがり。

■POINT■
・さくらんぼをきれいに浮かせるには、割りばしではさんださくらんぼをカップのふちにかけるように置いて、しっかりと位置を決めるのがポイント。
＊糖質が気になる人は砂糖を糖質ゼロの甘味料で代用してもOKです。

飾りにタイムをカップのふちに飾ると涼やかな雰囲気に。ミントやチャービルを使ってもきれいな見た目に仕上がりますよ。

ダージリン茶葉はブレンドされたものでもOK。コクと香りを楽しみたいなら、セカンドフラッシュの茶葉を使うのがおすすめです。

リーフの茶葉をつかう場合は、ティーフィルターやお茶パックに入れると茶殻の後片づけが簡単なので便利です。

２種類のゼリーを交互に冷やせば、きれいな２層に仕上がります。ダージリンのティーゼリーとレモンのゼリーを混ぜて食べれば、レモンティーのような味わいになってとってもおいしいですよ。ゼラチンの代わりにアガーを使えば、ふるふる、つるんとなめらかな食感に！　食欲のないときでもさっぱりとおいしく食べられます。

旬の味覚も楽しめる、夏にぴったりの「さくらんぼティーゼリー」でおうち時間を楽しくお過ごしくださいね♪