日本で2020~2021年に巻き起こったオートミールブームは、ここアメリカはシカゴにいても空前のヘルシー食材として耳に入ってきたほどビッグな話題でした。もちろんシカゴでもオートミールは人気の食べもので、季節や流行りなどとは関係なくいつでも食べられる安定した商品です。そんなオートミール事情をご紹介いたします。
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アメリカのオートミール事情
アメリカではオートミールを朝食に食べることが多く、ホテルの朝食にもよく提供されます。穀類を食べる習慣は昔も今も変わらないものの、その時代によって流行る穀類の種類は違ってくるもの。そのような中で、オートミールは不動の人気を誇っています。サッと使えて簡単に調理ができ、ダイエット効果にも影響すると言うことで、たくさんのブランドからオートミールが商品化されています。
日本食にたとえるとおかゆのような立ち位置のオートミールは、ただそのまま食べるのではなく、いろいろな調理法で、幅広い世代に人気のスーパーフードとして君臨し、さまざまな食べ方が紹介されています。
朝食以外にはおやつ、ランチ、バラエティに富んだ食材を合わせて手の込んだディナーとして食べる人も少なくないようです。
●スーパーで見つけたオートミールの数々
アメリカでは、どこのスーパーマーケットでも簡単に見つけることが出来るオートミール。シリアルやブレックファーストコーナーと同じ場所に陳列されることが多く、その種類の豊富さにオートミールの存在感、人気を感じます。
フレーバーつきや、チョコレートチップ、フリーズドライフルーツ入りなど、さまざまな種類のオートミールが小袋に入っていて、お湯やミルクと一緒に電子レンジで温めるタイプは一般的。簡単に作れるのでキッチンに常備している人も多く、ホテルの朝食でも用意されているタイプです。
自分の味や好みでじっくり本格的な料理を作りたい場合は、熱処理が終わり、薄く平らに伸ばされたロールドオーツがオススメです。ロールドオーツをさらに簡単に調理しやすくするために細かくしたのがクイックオーツ。お湯やミルクと一緒にドライフルーツやナッツを入れてサッと食べる人に便利です。さらに時間がなく、器を使いたくない!なんて方には、いろいろなフレーバーやトッピングが入ったカップタイプが人気で、カップにお湯やミルクを注ぎ電子レンジで温めるだけで食べられます。このカップタイプには各企業がアイデアをしぼって考えた味がそろっているので、珍しい味を見つけたら絶対買う!と言う人も多そうです。
あなたはどのタイプ? タイプ別おすすめオートミール
シカゴではタイプの違うオートミールが種類豊富にそろっています。それぞれのオートミールは、どんな人に適しているのでしょうか?
●すきま時間に手早く食べたいなら→インスタントオートミール
個包装なので、大袋に入った商品よりは賞味期限を気にせず使えます。最初からフレーバーがついており、お湯やミルクを入れて温めたらすぐに食べられるので、時間がないときや小腹が空いたとき、学校から帰ってきてのおやつ、夜食などちょっとした時間のすき間に簡単に食べられます。
●本格調理派なら→ロールドオーツ
お鍋やフライパンを使って火にかけ、ちゃんと調理して作りたい、時間に余裕のある方におすすめ。ご飯やパン、麺などの代わりに食べたい人は、ほかの食材と組み合わせれば、アイデア次第で立派な料理の一品に。ヘルシーな食事として楽しむことができます。
●手早く、でも自分好みの味で楽しみたいなら→クイックオーツ
インスタントオートミールと同じく、時間に余裕のない方にピッタリですが、味がついていない分、自分の好みの味をつける手間が必要となります。そのまま食べるだけでなくお菓子作りや、ミルクと一緒にミキサーにかけて飲む人など、ちょっと時間のある方に重宝されています。
●超時短で食べたいなら→カップオートミール
本当に時間がない! そんなときに電子レンジに入れるだけで作れ、食べたあとも片づけ不要、カップは捨てるだけ。めんどうな手間を省きたいときに重宝します。種類豊富なフレーバーがそろっているので、選ぶ楽しさや味に変化が欲しいときにも便利です。
オートミール天国のアメリカはシカゴの情報はいかがでしたか? さらに進化しそうなオートミールから今後も目が離せません~!
文・写真/脇方真由美