白い砂糖、黒い砂糖、茶色い砂糖。砂糖といってもいろいろな種類がありますよね。ヨーグルトについてくるシュガーは、ふつうの白砂糖とは違う? 同じ砂糖でも種類によってカロリーが違う? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「砂糖」です!
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問題1 次の砂糖のうち、いちばんカロリーが高いのはどれ?(100g当たり)
□黒砂糖
□グラニュー糖
□三温糖
□上白糖
「グラニュー糖」です
上記の砂糖の100g当たりのカロリーは、「黒砂糖」352kcal、「グラニュー糖」394kcal、「三温糖」390kcal、「上白糖」391kcal。砂糖は、何度もくり返し煮詰めて作ります。原料から、しぼりとった糖の汁分を、そのまま煮詰めて作る砂糖は「黒砂糖」で、蜜分に含まれるミネラル分などが豊富です。その後、精製して最初にとれるものは純度の高いグラニュー糖などの「粗目糖」。粗目糖(ざらめとう)は高純度で、余分なものがなくショ糖の濃度が高いので、カロリーもいちばん高くなります。
問題2 次のうち、ひとつだけ種類の異なる砂糖はどれ?
□和三盆糖
□上白糖
□グラニュー糖
□三温糖
「和三盆糖」です
砂糖は大きく分類すると、ミネラルや色素が含まれている含蜜糖と、ショ糖の純度を高めた精製糖(分蜜糖)に分類されます。上記の中で「和三盆糖」は日本独自の砂糖で、含蜜糖の部分を少し残しています。香りやミネラル分もありながら、高純度な上品な甘さやキメの細かさもある高級な砂糖です。含蜜糖と分蜜糖の中間あたりであることから、「中間糖」などと表現されることもあります。
問題3 お菓子に使用する「粉糖」は、何からできている?
□和三盆糖
□上白糖
□グラニュー糖
□三温糖
「グラニュー糖」です
お菓子などに使用することが多い「粉砂糖」=「粉糖」は加工糖という仲間で、グラニュー糖を粉末化して作られています。粒子が微粉末化すると吸湿しやすくなり、固まりやすくなるので、一般に売られている粉糖には、これを防止するためにデンプンを少量添加してあることが多いです。
問題4 少し茶色がかっている「三温糖」。これと関係の深い砂糖は、次のうちどれ?
□黒砂糖
□きび糖
□はちみつ
□上白糖
「上白糖」です
「三温糖」は少し茶色がかっている砂糖です。そのため、ミネラル分が多く体によいものを多く含んでいると思っている方もいるかもしれませんが、じつは「三温糖」は「上白糖」の仲間。精製された砂糖ですので、ミネラル分はあまり多くないです。砂糖は、何度もくり返し糖液を煮詰めて作ります。最初にとれるものが最も純度が高く、グラニュー糖などができ、そのあと上白糖ができ、さらに煮詰めると三温糖になります。糖液を三度加熱して作ることから「三温糖」という名前がつきました。
問題5 砂糖の粒子に、細かい穴を開けた状態になっているものは、次のうちどれ?
□あられ糖
□フロストシュガー
□角砂糖
□氷砂糖
「フロストシュガー」です
「フロストシュガー」という砂糖を知っていますか? ヨーグルトなどについている砂糖で、グラニュー糖を加工した加工糖の仲間です。フロストシュガーは、多孔質(細かい穴の空いた状態)の顆粒状に加工されているために、軽く溶けやすい性質があります。そのためヨーグルトや冷たい飲みものに使用することができます。