「フォー」の主原料は何？～ダイエットに役立つ栄養クイズ～

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「ベトナム料理」と言われて、すぐにピンと来る人は案外少ないかもしれません。でも、フォーや生春巻きなど野菜がたっぷりでヘルシーな料理がたくさんあります。暑い季節が長く続くベトナムの料理には、夏を元気に過ごすヒントもたくさんつまっていそうですね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ベトナム料理」です！

監修：大越郷子（管理栄養士）

管理栄養士、フードコーディネーター。服部栄養専門学校卒業後、病院栄養士を経て現在に至る。雑誌や書籍を中心としたダイエット・健康・美容などの栄養指導など幅広く活躍。体によくておいしいレシピに定評がある。

Contents 目次

問題１　ベトナム料理で人気の「バインミー」とは、どういう意味だと思う？

□なます
□パクチー
□サンドイッチ
□パン

バインミー画像

「パン」という意味です

最近、専門店も多く出ている「バインミー」は、ベトナム料理で言うサンドイッチですが、「パン」を総称する言葉でもあります。基本的には、フランスパンにだいこんやにんじんなどの甘酢漬け（なます）や、パクチーなどの香草類、レバーペーストやパテなどをはさみます。野菜もたっぷりとれることから、ヘルシー志向の人に人気の高いベトナム料理です。

問題２　ツルンとしたのど越しのよい、麺料理の「フォー」。主原料は次のうちどれ？

□タピオカ粉
□米粉
□とうもろこし粉
□片栗粉

フォー画像

「米粉」です

ベトナムを代表する麺料理の「フォー」は、日本でも人気の料理です。米粉を原料とし、半透明で日本のきしめんに似た形状をしています。最近ではスーパーなどでも簡単に購入できます。ベトナムでは地域によって味つけが違いますが、一般的には、鶏か牛の出汁（だし）を効かせたあっさりしたスープに、肉類や野菜をトッピングして食べるのが主流です。

問題３　クレープのように焼いて食べる「バインセオ」の生地は、何を使っていると思う？

□米粉
□卵
□えび
□じゃがいも

バインセオ画像

「米粉」です

「バインセオ」は、お好み焼きやクレープのような形状をしています。生地の表面が黄色いので卵を使っていると思いがちですが、これは米粉をココナッツミルクで溶いたものにターメリックを加えたことによる色味です。薄焼き卵のように焼き上げ、たっぷりの野菜や炒めた肉類や魚介類を挟んでいただく、とてもヘルシーな料理です。

問題４　ベトナム語で「ゴイ・クォン」と言う料理は、次のうちどれ？

□チャーハン
□さつま揚げ
□冷たい麺
□生春巻き

「生春巻き」です

生春巻き画像

「ゴイ・クォン」とは、ベトナム風生春巻きのことを言います。日本でも、たいへん人気のある料理ですね。〈「ゴイ」＝和える〉〈「クォン」＝巻く〉という意味があり、ライスペーパーで野菜や好みでえび、鶏肉などを巻いてタレを添える、サラダのような味わいのものです。いろいろな色合いの具材を巻くことで、キレイな仕上がりになり、見栄えもよい料理です。

問題５　ベトナム料理に欠かせない、「ヌクマム」という調味料の原料は、次のうちどれ？

□大豆
□いか
□小魚
□米

「小魚」です

発酵調味料である「ヌクマム」は、タイのナンプラーと同じように、主に小魚と塩を原料に、発酵・熟成させた独特な香りのある調味料です。ナンプラーより香りは強めですが、塩分は低めです。「ヌクマム」の容器には、35～40°Nなどの数値が記載されていますが、これは、窒素の含有量を表示しており、数字が高いと、うま味や香りが強くなり価格も高くなります。