細胞の老化防止に役立つと言われるビタミンE。と、言われても、どんな食材に入っているのかわからなければ、効率よく摂取することもできないですよね。“ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「ビタミンE」。ビタミンEの働きや、多く含まれる食材、一緒にとると効果を高めてくれる栄養素まで、クイズで習得!
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問題1 次の食材のうち、ビタミンEがあまり多くない食材はどれ?
□さけ
□かぼちゃ
□きくらげ
□卵
「きくらげ」です
ビタミンEは、主にさけやうなぎをはじめ魚介類や、ナッツなどの種実類、かぼちゃなどの野菜類などに多く含まれている成分です。脂溶性ビタミンの一種であるビタミンEはさまざまな食品に含まれていますが、健康な人では過剰症は起きにくいと言われています。ただ、食事をしたうえでサプリメントを過剰にとるなど、毎日過剰にとり続けると、肝障害などを起こすこともあるとされていますので、極端なとり方は避けたいです。
問題2 成人女性の、ビタミンEの1日の摂取目安量は約5.0~6.0mg。この量に満たない食品は、次のうちどれ?
□うなぎ蒲焼1串(120g)
□アーモンド20g
□かぼちゃ120g
□アボカド100g
「アボカド100g」です
上記の食品に含まれるビタミンEの量は、上から5.9 mg、5.8 mg、5.9 mg、3.3 mg。いずれもビタミンEを豊富に含む食品です。問題1でもお伝えしたように、魚介類の中ではうなぎやさけのほか、たらこやいくらといった魚卵などにも多く含まれます。種実類の中ではアーモンドが断トツです。アボカドは1個=約140gですので、1個食べると4.6mgほどのビタミンEがとれます。
問題3 ビタミンEの働きを説明したものとして、あてはまらないものは次のうちどれ?
□血行をよくする
□カルシウムの吸収を助ける
□細胞の老化防止
□更年期障害に有効
「カルシウムの吸収を助ける」です
ビタミンEは、強い抗酸化力を持っていますので、有害な過酸化脂質の生成を防ぎ、細胞の老化を防いでくれる効果が高いです。また、末梢血管を広げ、血行をよくする働きもあることから、血行障害によって起こる、肩こりや頭痛、冷え性などの改善効果が期待できます。カルシウムの吸収を助ける働きと深い関係があるのはビタミンDです。
問題4 ビタミンEの効果 をさらに高めるために、一緒にとると効果の高い食材は、次のうちどれ?
□フランスパン
□オリーブ油
□えび
□赤パプリカ
「赤パプリカ」です
問題3で、ビタミンEには強い抗酸化力があると説明しましたが、体の中に過酸化脂質がたくさんできると、ビタミンEの抗酸化作用も追いついていきません。そこで、一緒にとってほしい栄養素がビタミンCです。ビタミンC自体にも抗酸化作用がありますし、ビタミンEの抗酸化作用を高める効果もあります。パプリカには、ビタミンCはもちろん、カロテンやビタミンEも含まれていますので、ビタミンEの効果がより高まる食材と言えます。
問題5 植物油にもビタミンEが多く含まれます。次のうちいちばん多くビタミンEを含むのはどれ?(100g中)
□あまに油
□オリーブ油
□米油
□ひまわり油
「ひまわり油」です
上記の植物油に含まれるビタミンEの量は、上から0.5mg、7.4mg、26.0mg、39.0 mg。植物油には全般的にビタミンEが豊富に含まれますが、なかでも「ひまわり油」に含まれるビタミンEは多いです。ひまわり油は、ひまわりの種子を圧搾して作られている油で、飽和脂肪酸が少ないのが特徴です。問題4でも記載しましたが、ビタミンEはビタミンCと一緒にとると、より効果がアップしますので、トマトやにんじんなどのサラダに、ひまわり油を使用したドレッシングをプラスすると、とてもよい組み合わせになりますよ。