Contents 目次
Aミートソース
ナイスチョイス!
ミートソースのよいところは、肉主体のためたんぱく質が多いこと、トマトを使っているので、リコピン、カリウム、β-カロテンなど栄養価が高いこと。ただ、ひき肉は脂質が多いので、家で作るときは脂質の少ないひき肉を選び、肉の量を少なめにし、コンソメなどでうまみをプラスすると、おいしさはそのままでカロリーダウンできます。玉ねぎ、きのこなど野菜を加えてカサ増しするのもオススメです。
Bカルボナーラ
イマイチチョイス
ソースの材料が卵、生クリーム、チーズ、ベーコンのため、高カロリーで脂質とコレステロールが高めですが、たんぱく質、カルシウム、ビタミンB2が豊富で栄養価が高いのがよいところです。家で作るときは、生クリームを減らして牛乳に置き換え、ベーコンを減らしてコンソメを増やせば、無理なくカロリーカットできます。さらに、ほうれん草などを加えると栄養バランスがよくなります。
Cボンゴレ
ベストチョイス!
白ワインで蒸し上げたあさりとそのだしをパスタソースにするため、たんぱく質が多く、低カロリー。しかも、マグネシウムとビタミンB12が豊富で、パスタの中ではベストチョイスです。家で作るときはあさりを増量し、キャベツを入れるとよいでしょう。麺を減らせばなおさらgoodです。
Dジェノベーゼ
バッドチョイス
バジルがたっぷり入ったグリーンのソースのため、一見、ヘルシーに見えますが、松の実、チーズ、オリーブオイルをたっぷり使うので脂質が高く、高カロリー。具材が少ないのもデメリットです。しかも、このソースに相性のよい野菜は糖質の多いじゃがいもと、具をプラスしてダイエット的にアレンジするのも難しいので、ダイエット中は避けたほうがよいパスタといえます。
取材・文/野上郁子 イラスト/たなかのりこ