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体重が増えそうで外食、旅行が恐怖…「食べることが怖い」ダイエットの呪縛を解くには?【でぶみ・ゆうの出張授業8】
体重増加を気にして、「カロリーが太るもとのように思える」「外食、旅行に行きたくない」…と、食べることが怖くなっていませんか? ダイエットインスタグラマーのでぶみ・ゆうさんは、食べないダイエットが原因でやせにくくなり、苦しんだ経験があるそう。「キレイになって理想の自分に近づくには、食べることが大切だと気づいたんです」と、ゆうさん。「食べるのが怖い」というダイエットの呪縛を解いた方法を教えていただきます!
Contents 目次
キレイで元気な自分になるには「食べないほうが怖い」
こんにちは。でぶみ・ゆうです。
ダイエットのために「カロリーを抑えなきゃ」と思い続けていると、だんだん「カロリー=太るもと」のように思えて、食べること、外食や旅行などのイベントが怖くなることはありませんか。私も、「食べることが怖い」という呪縛にかかって苦しみました。
「食べ過ぎて太った」のなら、カロリーオーバーしている分を把握して適正量にする工夫(食材選びや調理法など)で解決できること。でも、「食べるのが怖い」というのはメンタルの問題なのでじつは根深くて…。私はその呪縛を解くために自分と向き合ってみました。
まずしたのは、「やせたい」の前に「キレイになって理想の自分に近づく」という本質的な目的があることを思い出すことです。
では、「キレイ」は何からつくられるかというと、引き締まった体の筋肉、ハリのある肌、ツヤツヤの髪も食べたものからつくられるから、適正な摂取カロリー、栄養バランスがとても大事。だから、「食べないほうが怖い。極端な食事制限を続けていると、どんどん理想の自分から遠ざかってしまうんだ」だと気づいたんです。
そして、「キレイと元気のために、必要な栄養素を自分に与えてあげよう」と考えるようにすることで、食べることを肯定できるように! 「食べないダイエット」から「バランスよく食べるダイエット」にしたら停滞期から抜けて48~49kgの自己ベストの体重になり、疲れにくくなって肌の調子もよくなりました。
太るもやせるも日々のちりつも! 1回の食べ過ぎで一気に太れない
フォロワーさんから「外食に誘われたけど、太りそうで怖い」「体重が増えるのがイヤだから、修学旅行に行きたくない」というお悩みを聞くことがあります。昔、私も外食や旅行の後に体重が増えると焦っていました。
その焦りがなくなったきっかけが、「体脂肪を1kg増やすには、約7200kcalオーバーする必要がある」と知ったこと。これを体重チェックのときに思い出すと、外食や旅行で一時的に体重が増えても「そんなにカロリーオーバーしていないから大丈夫」と焦らなくなりました。
太るもやせるも日々の“ちりつも”。1日で一気にやせるのが難しいように、1日の食べ過ぎでドカンと脂肪を増やして太るのは難しいんです。また、体重が増えた分の中身は、全部が体脂肪とは限らず、食事や水分をとった分、便、生理前などのむくみなどいろいろなことが影響しています。
外食や旅行は「おいしかった! 楽しかった」と心の栄養になる息抜き。次の日からまたバランスよく食べて、動けるときに動いて運動量を増やし、アンダーカロリーをちりつもで積み上げることで体重が戻りました。
私にとって旅行のいちばんの楽しみは食べること! 一時的な体重増加を恐れて一生の思い出を楽しめないのは損なので、私はカロリーや体重も気にせず食べます。それを毎日くり返してしまったら、ちりつもで脂肪が増えるけれど、普段しっかり管理していれば数日食べ過ぎても努力はムダにならないはず!
ダイエットのために生きているのではなく、「楽しく生きるためのダイエット」であることを忘れないようにしています。
「食べなさすぎ」がやせない原因になっていることも
フォロワーさんから「全然やせないんです」という相談を受けることがあるのですが、お話をうかがうと、「食べなさすぎ」がやせない原因のひとつになっていることがあります。
摂取カロリーを基礎代謝以下にすると、体にとって最低限必要なエネルギーが不足。体はエネルギー消費を抑えて省エネモードになり、やせにくく太りやすい体になってしまうことを私自身が経験しました。栄養不足の状態が続くと、やせないばかりかキレイから遠ざかり、体と心の元気がなくなってしまうこともあります。
「なかなかやせない」と迷ったとき、その原因を冷静に分析できるように、『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』(ワン・パプリッシング)の本にチェックリストをまとめました。
また、キレイと元気の素になる栄養素のこと、ダイエット中の摂取カロリーの設定方法、栄養バランスを整えるための買い物や献立の決め方なども紹介しています。
「食べるのが怖い」という呪縛から解放され、日々バランスよく食べること、外食や旅行などイベントも楽しみながら心に余裕を持ってダイエットできる方がひとりでも増えますように!
文/掛川ゆり