問題１　スポンジの生地で、「ビスキュイ生地」というものがあります。これはどのようなものを指していると思う？

□卵白・卵黄を一緒に泡立てて作る生地
□卵白・卵黄を別々に泡立てて作る生地
□砂糖は粉糖を使って作る軽い生地
□バターと砂糖を最初に混ぜてから作る生地

「卵白・卵黄を別々に泡立てる生地」です

ショートケーキなどを作るときに必ず必要となるスポンジ生地。クリスマス時期になると、スーパーなどでも購入できますが、手作り生地もよいかと思います。スポンジ生地の材料は、基本的には、卵・砂糖・小麦粉・バターです。最初に全卵に砂糖を加えて泡立てる方法で作る生地を「ジェノワーズ」と言い、卵白と卵黄を別々に泡立ててから他の材料を混ぜて作る生地を「ビスキュイ」と言います。

問題２　ケーキ作りで、「ナッペ」という作業があります。これはどういう意味だと思う？

□卵を泡立てる作業
□生地を伸ばす作業
□生クリームを生地にぬる作業
□粉をふるう作業

「生クリームを生地にぬる作業」のことです

手作りケーキの中で、仕上げ作業で生地のまわりや間にクリームをぬっていく作業がありますが、これを「ナッペする」などという言い方をします。生クリームに限らず、バタークリームやチョコレートなどをぬることも言います。なかなか難しい作業で、キレイにぬるには何度かくり返すことが大事です。生地にクリームをぬるためのパレットナイフや生地を回しながらぬるのに必要な回転台などを、今年は準備して挑戦してみてはいかがでしょうか。

問題３　フランス語で、「poche」（ポシェ）とは、お菓子作りに必要なものです。次のうちどれを指す言葉だと思う？

□泡立て器
□しぼり袋
□ゴムベラ
□クッキーの抜き型

「しぼり袋」のことです

「poche」（ポシェ）とは、しぼり出しの袋のことを指します。しぼり袋は三角形の袋で、先の部分に穴が空いていたり、または自分でハサミで切り落としたりして穴を空け、その部分に口金をつけて使います。生クリームやバタークリーム、クッキー生地などをしぼり出すのに使用する、洋菓子では欠かせない器具のひとつで、布性やナイロン製、最近は使い捨てのビニール製など多く出回っています。

問題４　お菓子作りの工程で、「テンパリング」という作業があります。これは何と関係が深いことだと思う？

□バターの溶かし方
□シロップの煮詰める温度
□生クリームの泡立て方
□チョコレートの溶かし方

「チョコレートの溶かし方」です

「テンパリング」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。テンパリングは「チョコレート」に関係する作業工程のひとつです。チョコレートはとても繊細な食材です。溶かしたチョコレートを、温度調整しながら適温にすることをテンパリングと言います。テンパリングを行うことによって、口当たりがなめらかでツヤのあるチョコレートに仕上げることができます。

問題５　シュークリームの生地を作る基本材料は、「水（牛乳）」「バター」「塩」「砂糖」「小麦粉」「卵」が必要です。加えていく順番として適切なものは次のうちどれ？

□「水・砂糖・塩・バター」→「小麦粉」→「卵」
□「卵・砂糖・塩・水」→「バター」→「小麦粉」
□「バター・砂糖・塩」→「卵・水」→「小麦粉」
□「小麦粉・砂糖・塩」→「卵・水」→「バター」

「水・砂糖・塩・バター」→「小麦粉」→「卵」が正しい順番です

シュークリームの生地はシンプルな材料でできています。その分、生地作りが難しく、加えていく順番がとても大事です。最初に、鍋に「水（または牛乳）・砂糖・塩・細かく切ったバター」を入れて火にかけます。バターが溶けて沸騰直前になるまで温め、一度火から下ろして「小麦粉」を加え、しっかり混ぜ合わせます。再度火にかけ、最後に「卵」を少しずつ加え混ぜ、かたさを調整して作ります。順番を間違えると、大失敗となってしまいます。