冬と言えば、「コタツにみかん」と、コタツを使用していない人でも思い描いてしまうほど、みかんは冬のイメージに欠かせないアイテムなのではないでしょうか。とくに、私たちの暮らしに身近な温州みかんは日本独自の品種なんだそうですよ。 “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「みかん」。おいしいだけでなく、さまざまな健康にうれしい栄養価について、クイズで出題していきます!
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問題1 みかん1個は、約何kcal?
□約30kcal
□約50kcal
□約70kcal
□約90kcal
「約50kcal」です
みかんは1個=約100gで49kcalです。高カロリーではないので、毎日でも食べたい冬の定番の果物と言えます。柑橘類の原産地はインドから東南アジアと言われており、世界中に100種類以上もあるそう。なかでも日本を代表する柑橘類は、やはり「温州みかん」。これは日本独自の品種です。
問題2 みかんを2個食べた場合、1日に必要なビタミンCの約何割を摂取できる?
□1割
□3割
□5割
□7割
約「7割」です
成人のビタミンCの摂取基準は、男性、女性ともに100mgです。みかん2個=200gとした場合、ビタミンCの数値は、70mgになりますので、約7割は摂取できることになります。ビタミンCは寒いこの時期の風邪予防や免疫力アップに関わる栄養素ですので、積極的にみかんを食べていきたいですね。
問題3 みかんに含まれているビタミンCの吸収を助ける働きがある栄養素で、みかんにも含まれているものは、次のうちどれ?
□コレステロール
□セレン
□ビタミンD
□ビタミンP
「ビタミンP」です
みかんには、ビタミンC以外に、ビタミンPという水溶性のビタミン様物質が含まれています。ビタミンPは、ビタミンCが充分に機能を果たすために必要な物質です。ビタミンCの吸収を助け、ビタミンCが酸化されるのを防ぐ働きがあります。みかんやオレンジの房を包む薄皮にビタミンPが含まれていますので、薄皮ごと食べることで、ビタミンCもビタミンPも一緒に摂取することができます。
問題4 みかんに含まれている色素成分のカロテノイドは、次のうちどれを指す?
□カプサンチン
□ルテイン
□クリプトキサンチン
□アスタキサンチン
「クリプトキサンチン」です
カロテノイドは、植物だけでなく動物性食品にも含まれる色素成分です。抗酸化作用があり、紫外線の害から皮膚や目を守ります。「クリプトキサンチン」は、もともと温州みかんから発見されたものと言われています。なお、上記はすべてカロテノイドの種類です。「カプサンチン」は赤唐辛子や赤ピーマンなどに、「ルテイン」はほうれん草やそばなどに、「アスタキサンチン」はえび、かに、さけなどに含まれています。
問題5 重曹を加えた湯で、みかんをゆでると、どのような効果があると思う?
□オレンジ色が鮮やかになる
□果肉がしっかりとかたくなる
□薄皮がキレイにむける
□ジャムのようにやわらかくトロミが出る
「薄皮がキレイにむける」です
小さじ1杯程度の重曹を加えた、たっぷりの湯(約800cc)に、厚い外側の皮をむいたみかんを加えて1~2分ゆでると、薄皮がキレイにむけて、みかんの缶詰めの果肉のような仕上がりになります。重曹の主成分である炭酸水素ナトリウムが皮の成分のペクチンを溶かすためです。ベーキングパウダーでも同様です。デザートなどを作るときに試してみては、いかがでしょうか。