クリスマスあたりからだんだん存在感を増し始めた「いちご」。これから春先にかけてどんどんおいしくなりますね! そんな「いちご」は、どこの国から来たのか知っていますか? そして気になるカロリーは? “ダイエットに役立つ栄養クイズ”、今回のテーマは「いちご」です。
Contents 目次
問題1 いちご100gを食べると、約何kcalになると思う?
□約10kcal
□約30kcal
□約50kcal
□約70kcal
「約30kcal」です
大きさにもよりますが、いちご1粒20g弱とした場合、5~6粒=100gです。1度に100g食べて31kcalですので、とても低カロリーな果物と言えます。今の時期は、とてもおいしいので、おやつや食後のデザートにとり入れるとビタミン補給にもなり、おすすめです。そのまま食べるのはもちろん、ケーキに使ったり、ジャムなどの加工品にしたりと、さまざまな用途があります。
問題2 いちごに豊富に含まれるビタミンC。ビタミンCの働きと関係が薄いものは、次のうちどれ?
□血中コレステロールを下げる
□鉄や銅の吸収を助ける
□皮膚や骨を強くする
□糖質の代謝を助ける
「糖質の代謝を助ける」です
いちごに含まれるビタミンCは100g=62mgととても多く、8~10粒食べれば1日に必要な量を摂取することができます。ビタミンCは乾燥している今の時期に大事な栄養素で、風邪予防や肌改善などの働きがあります。なお、摂取した糖質を代謝するのに関係が深いのはビタミンB群です 。ひと口にビタミンと言っても、それぞれ違った働きがありますので、かたよりなくいろいろなビタミンを一緒に摂取することが望ましいです。
問題3 いちご100gと同じくらいのビタミンCが含まれる食材は、次のうちどれ?
□じゃがいも150g
□枝豆100g
□かぼちゃ100g
□パセリ50g
「パセリ50g」です
問題2でも解説しましたが、いちごのビタミンCは豊富で、少ない分量でも手軽にビタミンCを補給できます。いちご100g=62mgに対して、上記の食材のビタミンC含有量は、上からじゃがいも150g=42mg、枝豆100g=27mg、かぼちゃ100g=43mg、パセリ50g=60mg。したがって答えはパセリ50g。パセリを50g食べるというのは、なかなか難しそうですね。なおビタミンCは、水に溶けやすく熱に弱い性質をもっています。いちごに限らず、野菜なども生のままで食べると、ビタミンCを効率よく摂取できます。
問題4 いちごは江戸時代に日本に伝えられたと言われています。どこの国から来たと思う?
□オランダ
□中国
□アメリカ
□インド
「オランダ」です
いちごが日本に入ってきたのは、江戸時代の末期と言われており、オランダ人によって長崎に持ち込まれたため、「オランダいちご」と名づけられたと言われています。1960年代までは、いちごの旬は5~6月だったようですが、今は食文化の変化に伴い温室栽培が行われるようになったため、秋~翌年初夏ぐらいまで出回るようになりました。
問題5 いちごの品種と生産地で、間違っているものは、どれ?
□あまおう……福岡県
□アイベリー……愛知県
□紅ほっぺ……熊本県
□女峰……栃木県
「紅ほっぺ……熊本県」ではありません
いちごの生産量は栃木県・福岡県・熊本県・長崎県・静岡県などが多く、「紅ほっぺ」は静岡県のいちごのブランドです。なお上記以外で「とちおとめ」という品種は、スーパーなどでも手軽に購入ができ、よく知られているもののひとつなのではないでしょうか。この「とちおとめ」の取り扱いが国内でいちばん多いのは、栃木県です。