問題１　次のしょうゆの仲間のうち、塩分が一番低いものはどれ？（大さじ１当たり）

□こいくちしょうゆ
□うすくちしょうゆ
□たまりしょうゆ
□しろしょうゆ

「たまりしょうゆ」です

上記のしょうゆ大さじ１杯当たりの塩分量は、上から2.6ｇ、2.9ｇ、2.3ｇ、2.6ｇ。しょうゆの種類は地域やメーカーによって、たくさんありますが、JAS規格では「濃口」「淡口（うすくち）」「たまり」「再仕込み」「白」の５つに分類されています。上記で比較すると「たまりしょうゆ」が、塩分が一番低くなります。とろっとした液状とコクの強さが特徴の「たまりしょうゆ」は主に東海地方で製造され、多く使われています。「うすくち」という名前のイメージとは違って「うすくちしょうゆ」の塩分量が上記の中で最も多いことも注目したいポイント。使用する際は、少し気をつけることができるとよいですね。

問題２　次のソースの仲間のうち、塩分が一番高いものはどれ？（大さじ１当たり）

□ウスターソース
□中濃ソース
□濃厚ソース
□お好み焼きソース

「ウスターソース」です

「ソース」にも種類はいろいろとありますが、基本的には「野菜、果実類に糖類、食酢、食塩等の調味料類、それに香辛料を加えて調整した茶色または黒茶色の液体調味料」と定義されます。この野菜や香辛料の組み合わせと配合の割合によって、さまざまなソースの個性が生まれます。上記のソース大さじ１杯分の塩分量は上から1.5ｇ、1.0ｇ、1.0ｇ、0.9ｇとなります。

問題３　次の「出汁（だし）」を使用した場合、塩分を一番抑えることができるものはどれ？

□かつおだし
□こんぶだし
□しいたけだし
□煮干しだし

「しいたけだし」です

市販の顆粒のだしの素などを使うよりも、食材から出汁（だし）をとって使用したほうが塩分をカットできます。出汁（だし）は香りがよく、うま味もたっぷりと含まれていますので、加える調味料の量が少なくても満足できる内容になるからです。また、かつお、こんぶ、煮干しには、多少なりとも塩分が含まれますが、しいたけには含まれないため、「しいたけだし」は完全に塩分がゼロとなります。

問題４　みそ（淡色）大さじ１を使用した場合の塩分量は？

□1.1ｇ
□1.7ｇ
□2.2ｇ
□2.9ｇ

「2.2ｇ」です

毎日、みそ汁などの汁ものを食事に欠かさずとり入れる方も多いと思います。みそ（淡色辛みそ）は、大さじ１使用した場合、2.2ｇもの塩分を含みます。みそ汁１杯に大さじ1のみそを使うというのは、味つけが少ししっかりめですが、大さじ１弱使用しても2.0ｇの塩分を含むことになるので、少し注意したほうがよいでしょう。問題３でも解説したように出汁をとって使用すると、みその量も軽減でき、減塩に役立ちます。

問題５　パスタ100ｇを、塩分１％の湯（ゆで湯１Lに対して塩10ｇ＝小さじ約２杯添加）でゆでた場合、ゆで上がりのパスタの塩分は、どのくらいになると思う？

□1.0ｇ
□1.8ｇ
□2.4ｇ
□3.0ｇ

「1.8ｇ」です

パスタをゆでるときに、湯の量や塩の量を計ってゆでていますか？　一般的には湯の量に対して、1～1.5％程度の塩を加えてゆでることが多いと思います。なかには２％以上の塩を入れてゆでるように指示があるレシピもあります。
さて、上記のように１％塩分のゆで湯で100ｇのパスタをゆでた場合、パスタ自体にどのぐらい塩分が含まれることになるでしょうか。まず100ｇのパスタ（乾）は、ゆで上がると2.2倍の220ｇ（ゆで）になります。この220ｇに対して0.8％の塩分を含むので、1.8ｇの塩分が含まれるということになります。