甘さのあるかぼちゃは、とうぜん糖質量も高く、ダイエッターが食べるのを避ける食材のひとつ。ですが、管理栄養士の安中千絵先生によると、食べ方を工夫すれば、ダイエット中でも味方になる食材なのだそう。一体、どのように食べるのが正解なのでしょう? おすすめのレシピと共にご紹介します。
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かぼちゃはダイエットの敵?
スイーツや甘い煮物など、カロリーの高いレシピが多いことからダイエット中には控えがちなかぼちゃ。安中先生によると、「かぼちゃはいも類と同じくらい糖質を含むため、ダイエット中には量を控えたほうがいいとされていますが、かぼちゃには、強い抗酸化力をもつ“若返りビタミン”といわれるカロテンやビタミンE、そしてビタミンCが豊富に含まれています。また、排出力を高める作用のある食物繊維やカリウムも豊富なので、食べ過ぎないぶんには、非常に栄養価が高く、ダイエット中にもぜひとりたい栄養素がいっぱいの野菜です」とのこと。
さらに、かぼちゃの種には、こんなうれしい成分が!
「女性ホルモンに似た働きをするリグナンや、悪玉コレステロールを減らす不飽和脂肪酸、さらにビタミンEも豊富なので、捨てずに食べるといいですよ。電子レンジで数分乾燥させれば、おつまみとしておいしく食べられます」(安中先生)
今まで捨てていたかぼちゃの種には、実はすごい栄養が含まれていたんですね…。自宅でかぼちゃを調理する際は、ぜひお試しください。
カロリーを抑えたかぼちゃの食べ方
かぼちゃには、美容や健康を保つために必要な栄養素がたくさん含まれていることは分かりましたが、なるべく低カロリーに抑えたい場合はどうすればよいのでしょう?
「かぼちゃは糖質が多く、ほかの野菜に比べてカロリーも高めなので、砂糖を使って煮つける、油で揚げる・炒める、マヨネーズやオイルの入ったドレッシングと和えるなどの調理法はおすすめしません」(安中先生)
シンプルに蒸すか、オーブンなどで焼いて、なるべくかぼちゃそのものの甘みやおいしさを生かすような調理がいいようです。
また、かぼちゃを食べる際に、牛乳やヨーグルトなどの乳製品や、酢のものなどにして酢と一緒にとるようにすると、血糖値の上昇を抑えることが期待できるのだそう。
参考にしたのはこちらの記事!
ダイエット中でもぜんぜんOK! かぼちゃの太らない食べ方
ここからは、日々の生活に役立つ低カロリーなかぼちゃレシピをご紹介!
それではさっそく、つくり方を見てみましょう。