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“運動やめて自然にやせる”Elly式ダイエットの基本「12時間の空腹で消化器官をリセット」甘いもの・脂もの依存リセット法も紹介
養生ダイエットコンサルタントのEllyさんが2023年6月に出版した『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)が話題に。そこで、この『自然やせ力』に書かれているダイエット法をダイジェストで紹介! 今回からは、具体的なダイエット方法について、基本的なものをピックアップ。今回は、基本的な「食べ方」について紹介します。
Contents 目次
まずは、消化器官をリセットする時間をつくる
『自然やせ力』にはたくさんのダイエット方法が紹介されていますが、そのぶん「どこからやったらいいかわからない」と迷ってしまう人もいるはず。Ellyさんに聞いてみると、「#1 『12時間の空腹』で消化器官をメンテナンス」からトライしてみるのがおすすめとのこと。
「これが基本中の基本なんです。これをすると体がいいバランスになって、適正な体重になっていきます。多くの人にとって、(ダイエット全体の)40%ほどを占める効果があります。手軽にできて、お金もかからないのでやってみる価値はあると思いますよ(笑)」(Ellyさん)
やり方は、「夜から朝にかけて、12~16時間は食事をしない」ようにするだけ。例えば、夜8時に夕食を食べ終わったら、朝食を朝8時以降にとるようにすれば「12時間食事なし」ということになります。
「食べものが口に入り、胃から消化されるまで最低8~10時間、腸で吸収・肝臓で解毒されるまで約12時間かかります。消化器官が働きっぱなしになると、胃に炎症を起こし、食欲を倍増させます。肝臓では正しく解毒ができなくなり、毒素が『太さ』に定着してしまいます。消化器官を休ませて、内臓代謝を活性化することが大切なんです」
消化器官を休める時間帯も重要なのだそう。
「東洋医学では『肝』は夜中1~3時、『胃』は朝7~9時に活発になります。この時間に合わせて断食すると負担が軽減され、消化器官の自己回復力が高まります」
「食事なしの時間」には、ジュースやハチミツなど甘さが加えられている液体、固形物はNG。無糖のお茶、ブラックコーヒー、具なしみそ汁、梅しょう番茶など甘くない飲みものはOKです。
「ハレの日」「ケの日」で甘いもの・脂もの依存もリセット
Ellyさんのインタビュー第2回目「運動やめたら-10kg!『自然やせ力』が話題のダイエットコンサルタントEllyさんの1日の過ごし方をインタビュー!」の話の中にも出てきたのですが、「『ハレの日(楽しむ日)』と『ケの日(日常の日)』にわける」というのもEllyさんのダイエットでは重要なポイント。「ケの日」は内臓機能を整える食事をとり、「ハレの日」は食べたいものを思いっきり楽しみます。ケの日の間にハレの日を入れたスケジュールを組み、それに従うようにすると、誘惑に負けたり、食事に迷ったりしなくなるのだそう。
「甘いものや脂っこいものは摂取の頻度が高いと依存性が持続してしまいます。この依存性をリセットするには2~3日連続で摂取を控えることが大事。なので、ケの日は2~3日連続するように設定するのがおすすめです」
ダイエットのために好きなものを長期間がまんするのはツラいけれど、3日程度ならがんばれそうです。
「『食べたいものがあったら次のハレの日にまわす』というルールを設けておけば、摂取すべきものの判断が容易にできるようになります。それが小さな成功体験となって、『できる!』という自己効力感につながるんです。また、ハレの日とケの日で翌日の体調の違いを感じるようになるはずです。たいていケの日のあとは快適なので、長く続けようというモチベーションのひとつになるんじゃないかなと思います」
これもお金も道具も必要なく、すぐにトライできます。「内臓機能を整える食事」については、インタビュー第2回目「運動やめたら-10kg!『自然やせ力』が話題のダイエットコンサルタントEllyさんの1日の過ごし方をインタビュー!」も参考にしてみてください。
『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』
参考著書:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)
文/小高 希久恵