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運動やめて−10kg減量を成功。ダイエットコンサルタント Ellyさんがすすめる、体質・体調の改善が期待できる食べ物・飲み物とは?
養生ダイエットコンサルタントのEllyさんが2023年6月に出版した『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)が話題に。そこで、この『自然やせ力』に書かれているダイエット法をダイジェストで紹介!
今回からは、具体的なダイエット方法について、基本的なものをピックアップしてお届けしていきます。前回は「食べ方」についてでしたが、今回は「食べ物・飲み物」についてです。
Contents 目次
白米は卒業。「玄米デビュー」がおすすめ!
Ellyさんによると、血糖値の急上昇を防ぎ、老廃物などの排泄を促し、デトックス作用のある玄米はダイエットにおすすめの主食なのだそう。
「白米は食物繊維が取り除かれていて、カロリーや糖質は多めで脂肪貯蓄モードになっています。それに対して、玄米は全粒穀物食。玄米のぬかと胚芽に栄養分の90%以上が含まれていて、代謝のデトックスモード(異化作用)をオンにします。また、玄米はかみ応えがあるので咀嚼が促され、それによって唾液や胃液の分泌量が増え、消化器官が強化されるという効果もあります」
気軽に試してみたいという人は、レンジでチンするだけの「玄米パック」を利用するのもおすすめだそう。また、白米を100%玄米にするのが理想ではあるものの、人によっては食べにくいと感じる人もいますよね。その場合は白米に雑穀をプラスするだけでも効果が期待できるのだとか。
Ellyさんのおすすめは、「白米:玄米=5:5で炊く(白米モードで炊く)」、あるいは「白米1合に対し、大さじ1以上の雑穀を混ぜる」という方法。
「おすすめの雑穀は、もち麦(便秘解消)、ハトムギ(肌荒れ緩和)、黒米(血液サラサラ)、小豆(むくみ解消)、粟(胃腸虚弱緩和)、きび(ガスだまり緩和)です。豆類やごまなども外皮から食物繊維をとることができます。白米しかないという場合は、白米ごはんにすりごまや、ぬかパウダーをたっぷりかけましょう」
体質・体調の改善には「飲み物」も重要
水分補給も体質・体調に大きな影響を与えます。Ellyさんのおすすめは「40~60度くらいのホット水をちょびちょび飲む」「飲む量は1日1~1.5リットルまで」という飲み方。
※ホット水(お湯)と白湯の違い…白湯は不純物を除去するため10分以上沸騰させる必要がありますが、お湯は水を約40度以上に温めたもの。一般的に“一度沸騰させたかどうか”で区別する。
「水分補給はぬるめのお茶がベスト。お茶は古来から薬草として使われてきたもので、体質や体の状況に合わせたお茶を飲み続けると体質改善が進みます」
Ellyさんがすすめる「体質・体の状況に合う飲み物」は以下のとおり(自分の体質は「最短でやせるためには自分の体質を知ることが大切。ダイエットコンサルタント、Ellyさんの体質を知るチェックテスト!」でチェックできます。
【体質:水滞・湿熱】【状況:お酒を飲んだ翌日、甘いものを食べたとき】→小豆茶、黒豆茶、とうもろこしのひげ茶
【体質:瘀血・湿熱】【状況:高血圧・高血糖、肉や揚げ物を食べた日】→ハブ茶、ドクダミ茶、プーアール茶
【体質:気虚・血虚】【状況:疲労感、全身の冷え、病後】→三年番茶、たんぽぽコーヒー
【体質:気滞】【状況:イライラ、落ち込み、不眠】→ジャスミン茶、ラベンダー茶、ハブ茶
Ellyさんによると、服用温度も重要なのだそう。
「薬草は、内臓に近い温度(40~60度)で吸収力が高まります。1日1リットルほどで十分なので、ひと口ずつゆっくり飲むのがポイント。胃にタポタポした感覚があったら、飲むスピードが速いサイン。ゆっくり飲むようにしてください」
どれも手軽にできそうなことばかりなので、さっそくトライ! まずは飲み物の温度に注意。さらにお茶を使い分けて、体質改善をめざしましょう。とくに、利水が体質改善に大きく影響する水滞・湿熱の人は、効果が早く表れる傾向があるそうなので試してみて。
参考著書:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)
文/小高 希久恵