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ダイエットには「癒し」や「感情」も重要。ダイエットコンサルタントのEllyさんが教える方法とは?
養生ダイエットコンサルタントのEllyさんが2023年6月に出版した『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)が話題に。そこで、この『自然やせ力』に書かれているダイエット法をダイジェストで紹介! 今回は「癒したり、感じたりすることで、体がもともと持っている自然やせ力を育むことができる」というEllyさんの考え方に注目。本に掲載されているものの中から、すぐにできる簡単なダイエット法もピックアップして紹介します。
Contents 目次
マッサージなどの「癒し」で気や血の巡りをアップ!
Ellyさんがいう「癒し」とは、マッサージや温熱療法などを行うことで「気」や「血」の巡りをよくすること。
「私たちの体を動かす気や血は、体内に張りめぐらされた通路(リンパ管、自律神経、経絡など)を通っているのですが、体温が低すぎたり、通路がせまかったりすると詰まり、そしてそれが体内の老廃物を詰まらせる根本的な原因になります。自然に気や血が巡る体に変えるためには、マッサージや温熱療法といった方法が効果的です。老廃物の詰まりが解消されれば二の腕や脚などの部分太りも改善されます。また、睡眠の質の向上や、ホルモンバランスや気持ちの安定も期待できます」(Ellyさん)
なかでも、本当に誰でもすぐできるのが「甘いものを食べたくなったら、髪を上から下へゆっくりとかす」という方法。
「ストレスによる緊張を解きたいとき、本能として甘いものが食べたくなります。髪をゆっくりとかすと瞬間的に緊張をゆるめることができます。緊張というのは、頭に気がたまった状態。気を上から下におろすようにゆっくりとかすことで副交感神経を優位にさせることができます。髪をとかしているあいだに、『食べたい』という衝動も落ち着きます」
クシは天然素材の目の粗いコームがおすすめだそう。また、いつも髪を結んでいる人は、結んだ髪をといたり、結い直したりするだけでもストレスコントロールに有効とのこと。仕事の休憩時間にも活用できそうです。
「感情」のゆらぎを小さくして「食べたい」気持ちをセーブ
Ellyさんのダイエットでは「感情」も重視されていて、「感じ方を変えるだけで自然にやせる」と考えられています。
「人の体と心は季節をはじめとした環境とつながっていて、環境や季節、感情によって体の陰陽バランスはつねにゆらいでいます。そのゆらぎに気づいて受け止めることが大切で、ゆらぎを小さくすることが心と体の健康、そして自然にやせることにつながります」
例えば、ストレスがたまったとき暴飲暴食をしてしまうのは、緊張感で逆上した「気」を、食べることでゆるめようとするからなのだそう。また、手持ち無沙汰なときにお菓子などに手が伸びてしまうのは、食べることで退屈をまぎらわせようとするからなのだとか。
それを防ぐにはストレスや退屈を解消することが大切。その方法のひとつとしてEllyさんがすすめるのは「好きなことリスト」をつくること。
「ちょっとしたすきま時間にできる『好きなこと』をリストアップするだけです。好きなことを考えるだけで、退屈な時間が減り、緊張感がほぐれます。リストには飲食は絶対に入れないようにするのがポイント。リストから飲食以外のストレスや退屈の解消法も見つかるはずです」
「好きなことリスト」は、愛犬と散歩、推し活、娘とおしゃべり、ふき掃除、YouTubeを見る、マッサージなどちょっとしたことでOK。考えながらワクワクすることで気の巡りがアップするのだそう。これもすぐにできるのでさっそくトライしてみてください!
参考著書:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)
文/小高 希久恵