ネギは、中国では紀元前から栽培され、日本には8世紀の奈良時代に伝わったとされています。『日本書紀』にも登場するほど、歴史の古い野菜です。今回は、ネギの緑色と白色の部位別の栄養の違いと、その栄養を丸ごと摂ることのできるレシピを紹介します。
Contents 目次
緑黄色野菜と淡色野菜の両方を備えるネギ
関西では緑色の葉の部分を食べる「青ネギ(葉ネギ)」、関東では白色の部分を食べる「長ネギ(根深ネギ・白ネギ)」が主流ですが、現在ではどちらのネギも地域を超えて流通しています。また緑色の部分は緑黄色野菜に、白色の部分は淡色野菜に分類されます。
青ネギ、長ネギの栄養の違い
青ネギは、β-カロテン、ビタミンK、ビタミンC、葉酸などの栄養が豊富です。長ネギ(白色の部分)は、青ネギに比べるとこれらの栄養は少ないですが、葉酸、カリウム、食物繊維などは、さほど遜色はありません。
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」第2章 野菜類
※ 上記をもとにVEGEDAY編集部にて作成
長ネギ(根深ネギ・白ネギ)、青ネギ(葉ネギ)の品種と特徴についてはコチラ
ネギの仲間「わけぎ・あさつき・小ネギ」の栄養の違い
料理の食材や薬味で使われる、わけぎ・あさつき・小ネギ。それぞれの栄養の違いを紹介します(生、可食部100gあたり)。
わけぎ: β-カロテン、ビタミンKを3種の中では最も多く含みます。
あさつき:β-カロテン、ビタミンKは3種の中で最も少ないのですが、葉酸、食物繊維を最も多く含みます。
小ネギ:ビタミンCを3種の中で最も多く含みます。
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ネギの丸ごとレシピ
青ネギ、白ネギそれぞれのレシピです。
青ネギのマヨネーズ炒め
青ネギとマヨネーズの相性が抜群、おつまみにも!
材料(4人分)
・青ネギ:200g(約10本)
・ベーコン(薄切り):4枚
・マヨネーズ:大さじ2
・スイートコーン(缶詰):1/2カップ
・めんつゆ:小さじ2
作り方
1.青ネギを5cm程度の長さに切る。
2.ベーコンは2cmぐらいの短冊切りにする。
3.フライパンにマヨネーズを入れて2を炒める。
4.香りが立ったら1を入れて炒める。
5.青ネギがしんなりしたらスイートコーンを入れ、めんつゆで味を調える。
焼きネギのカリカリじゃこあえ
焼いて甘くなったネギとじゃこ、ごま油の相性が◎
材料(4人分)
・白ネギ:2本
・ちりめんじゃこ:大さじ2
・ごま油:大さじ1
・塩:適量
作り方
1.白ネギは3cmほどの長さに切り、焦げ目がつくまで網で焼く(油をひかずにフライパンで炒めてもOK)。
2.フライパンにちりめんじゃことごま油を入れ、ちりめんじゃこがカリカリになるまで炒め、塩で味をつける。1を入れ、さっとからめたら完成。
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最後に
栄養を知って、さらにネギ料理を楽しみましょう。