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「運動」と「睡眠」を味方につけて“やせ力”UPのコツ! ダイエットコンサルタントEllyさんにレクチャー
養生ダイエットコンサルタントのEllyさんが2023年6月に出版した『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)が話題に。そこで、この『自然やせ力』に書かれているダイエット法をダイジェストで紹介! 今回は、運動と睡眠に注目。「運動は体の機能を上げるために重要、睡眠は心身の機能をメンテナンスするために重要」というEllyさんの考え方に納得。Ellyさん流のダイエット法もピックアップして紹介します。
Contents 目次
「運動」で体内時計を正しく動かし基礎代謝をアップ!
ダイエットでは「カロリー消費のために運動しなければ」と思いますが、「そんなふうに運動をすると、がんばりすぎたり、つらくなったりして心も体も消耗しがちです」とEllyさん。
「目指したいのは『無意識な状態でもカロリーを消費できる体』。そのために大切なのは、自然のリズムに忠実であることです。体内時計が狂うと太りやすいんです。現代では、日中は太陽の光に当たらず、夜は照明にさらされるといった生活になりがちなので体内時計を調整するのは難しいかもしれません。そこでおすすめなのは、1日を大きな波の動きととらえて、その時間に合った運動をすること。そうすることで体を1日の流れに沿う状態にできます」
<Ellyさんおすすめの「体内時計を正しく動かす運動」>
【朝食前】眠っている間に固まった関節をゆるめる動的ストレッチ
・ラジオ体操や老廃物をほぐすマッサージ
・15~30分の早足ウォーキング(通勤時に歩くのもOK)
【昼食後】血糖値を安定させ、脂肪をためない運動
・食後10分以内に大きな筋肉(とくにわき腹、前もも、肩~背中)のストレッチ
・食後1時間以内に10~30分のゆったりウォーキング
【夕方】昼の活動熱を放出し心身の緊張をとる、汗ばむ程度の運動
・「仕事帰りにひと駅分歩く」「ジムで汗を流す」「少しハードなヨガ」「楽しいダンス」など
【就寝前】日中に固まった筋肉をほぐし、就寝中の老廃物の排出を促す運動
・マッサージや入浴などの温浴で筋肉を徹底的にほぐす
・じっくり伸ばすストレッチで筋肉を正しい形にする
掃除や通勤といった日常の動きを大きくして、関節の動きも大きくするように意識すると、体の機能が向上して基礎代謝がアップ。運動は、汗水流さなくても、すっきり気持ちよく感じられればOKなのだそう。
ストレスを解消することで「睡眠」の質をアップ!
ダイエットを成功させるためには良質な睡眠が必要不可欠ということは広く知られるようになってきました。Ellyさんも「午前0時までに布団に入る」「就寝90分前にお風呂からあがる」などさまざまな方法を紹介していますが、その中で特徴的だったのが「その日の心配事やモヤモヤすることを紙に書いて脳を休める」という方法。
「悩みや心配事があるときは、脳が答えを探し続けるため熱がこもり、熟睡を妨げていることがあります。寝る前に、悩みや心配事を紙に書き出してみましょう。問題を言語化して、視覚化すると、問題の正体がはっきりして安心感がわき、気持ちが落ち着きます。その紙を丸めてゴミ箱に捨ててしまうのもおすすめです。脳に『問題を手放した』『今日は完了』と伝えることで、脳の熱が下がり、休まるんです」
たしかに、寝る前にストレスを発散すれば気持ちよく眠れそうです。紙に書き出すだけなのでとても手軽で簡単! ストレスをためがちな人はぜひ試してみてください。
ここまでさまざまなEllyさん流のダイエット法を紹介してきましたが、どれからトライしてもOKとのこと。始めやすいものからスタートして、自分の中の「自然やせ力」を呼び戻していきましょう。
参考著書:『自然やせ力 運動オタクが運動やめたら-10kg! やせ細胞を120%呼び覚ます養生』(Gakken)
文/小高 希久恵