真っ青な空の下で行うバーベキューは、この時季、格別な幸せをもたらしてくれるもの。
それゆえ「今日は特別」「せっかくだから」と言い訳したり、ときにはまわりの雰囲気に合わせるように、食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいがちではないでしょうか。
また、それとは逆に、高カロリーのお酒とお肉を目の前にして「食べちゃいけない」と過剰に拒否してしまう人もいるはず。ダイエットを意識するあまり、その場を楽しめないなんてもったいないですよね。
そこで今回は、数々のミスコンで受賞し続けるモデルの成田美織さんに、バーベキューを楽しみながらできる“美容に直結する食べ方、飲み方”を教えていただきました。
Contents 目次
BBQでのお酒の飲み方
私は、カロリーや糖質を気にしてハイボールなどを何杯も飲むよりも「今日は3杯まで」と決めて、その日に好きなお酒を楽しむようにしています。
本当に好きな1種類のお酒を飲み続けることで、次第に満足するため飲酒を制御しやすいと言われているからです。
そのため『ちゃんぽん』は避けるようにしています。
口当たりの違う種類のお酒を飲むことで、新しい刺激に体がよろこんでしまい、飲む量も自然と増えやすくなるから。
アルコール摂取量が増えると、肝臓に負担がかかり、体調を崩しやすくなります。そのため、とくにアルコール度数の強いお酒は一切飲まないようにしているんです。
適度な飲酒はストレス解消になりますが、純粋にお酒を楽しむ感覚になれない飲み方は、場が和むBBQでもしないようにしています。(成田さん)
BBQでの基本の食べ方
場合によっては、先にお肉を渡されてしまうことがあっても、まずは野菜からゆっくり食べるようにしています。
血糖値をゆるやかに上昇させることで、脂肪の蓄積を抑えられるからです。
また、自然と適量で満腹感を得やすくもなります。
それからこれはBBQに限りませんが、こういった場では食べることももちろん大事なのですが、その場の雰囲気を楽しみ、会話をしていると時間があっという間に過ぎるので、自然と食べる量も抑えることができていますよ。(成田さん)
楽しみながらキレイに直結!BBQの食べ方
お肉を食べるときには“レモン汁”を使います。
レモン果汁には、脂肪の吸収を抑える効果があるだけでなく、レモン汁をかけて食べると、口の中のベトベト感を解消してくれます。
それから、レモン果汁には“リモネン”という成分が含まれていて、これが脂肪燃焼をサポートしてくれるわけなのですが、その他にストレス緩和作用もあるんです。
なので、レモン果汁を意識して使うことは、BBQという場を楽しむエッセンスにもなるわけですね。
ちなみに、BBQに行くときにバッグに入れておきたいものといえば、ポッカレモン。
飲み会が多い女性は、携帯しておくのにおすすめです。(成田さん)
BBQではこれを食べる!
お肉それぞれの美容成分を意識しながら、食べる肉を選びます。
例えば『タン』は、鉄分や亜鉛を豊富に含んでいるだけでなく、亜鉛は味覚を正常に保つ働きも担っています。レモン汁との相性もいいですよね。
『ハラミ』は、カロリーが控えめのお肉。肌のターンオーバーを促すビタミンEや、肌荒れ解消にいいビオチンが豊富に含まれているので、BBQ翌日のお肌を心配しなくていいところが好みです。
『カルビ』は、なるべく赤身の多いものを選んでいます。美容ビタミンといわれるビタミンB2が豊富に含まれていますし、粘膜を保護する働きもあるので、塩分や香辛料を多くとりやすいBBQでは、食べておきたいお肉です。
そして『ホルモン』は、コラーゲンたっぷり!
これらのお肉を適量頂きながら、老廃物を排出してくれる効果や腸内環境を整えてくれる発酵食品をとり入れています。お肉の合間にキムチを食べたり、食後もしくは帰宅後にヨーグルトを食べています(成田さん)
BBQを思い切り楽しみつつ、しっかりそのなかで美容も楽しみながらやっている成田さんの食べ方や、飲み方。
この夏ぜひ真似してみてくださいね。
取材・文/高田空人衣 栄養監修/大越郷子