“食”に関するさまざまな情報を教えてくださる金丸絵里加先生。管理栄養士ならではの知識と経験に基づいた、的確なアドバイスが好評を博しています。では、そんな“食”のプロフェッショナルは、日頃どんな食事をしているのでしょうか? 朝・昼の代表的なメニューと、それぞれのポイントを伺いました。
Contents 目次
しっかり食べたい朝ごはん。多忙なときは常備菜を活用!
<朝食>
・ごはん
・納豆(または目玉焼きなどの卵料理)
・小鉢
多忙な日々を送る金丸先生の朝食はシンプルながら栄養価の高いメニューです。
小鉢は、ひじきの炒め煮、青菜のごま和え、パプリカのマリネなどつくり置きのもの。
ときには小鉢が2品になったり、鮭や干物を焼いて添えたりもするのだとか。
「撮影の仕事が入るといつ昼食を食べられるかわからないので、朝食は毎日しっかりと食べます。
納豆や卵料理は手軽でよい栄養源になるのでよく食卓に登場しますよ。納豆や卵は、大きくはたんぱく質の補給を考えてのこと。そのうえで、比較的手軽に食べられて、栄養価が高いことを評価しています。
忙しくて食事の準備をする時間がないときは常備菜を活用することが多いです。
さらにさらに忙しい場合は、肉まんやおにぎりに、ヨーグルト+豆乳+青汁を混ぜたもので済ませることもあります。青汁はアサイーやにんじんジュースにすることもあります」
お野菜たっぷりの昼ごはん。味つけはその日の気分で
<昼食>
・野菜のスープ
昼食は、野菜をたっぷりと入れたスープでヘルシーに。
味つけはカレー味、中華風、キムチ風味、トマトの水煮を加えてトマト味など、その日の気分によって変えているのだそう。
「本やテレビ番組で紹介する料理の試作があるときはつくったものを食べたり、撮影のお仕事でスタッフさんと一緒に食べたりすることもありますが、自宅でレシピ案を考える作業をするときは、そのとき冷蔵庫にある残りものの野菜や食材で調理することが多いです。
暑い季節には、スープがスムージー+炭水化物に加えたり、野菜をスープにせず炒め物やレンジ蒸しにしたりすることもあります。ヨーグルトや牛乳などの乳製品か豆乳、豆腐などの大豆製品を入れて、野菜を加えることが多いです」
最後に金丸先生的ポイントを教えていただきました。
「とにかく野菜をたくさん食べて、できれば肉や魚などのたんぱく質も加えたいです。野菜はエネルギーも低く、不足しがちなビタミンやミネラルがきちんととれること、食物繊維がとれるので、たくさん食べるようにこちらも意識しています。
たんぱく質は体の構成成分にもなるので、不足しないよう、動物性植物性をまんべんなくとるように心がけています。疲れにくくもなるし、肌や老化の予防にも効果が得られると思っています」
金丸先生のメニューには、食のプロならではのこだわりがいっぱい。献立に迷ったら、ぜひ参考にしてくださいね。
文/ほそいちえ