これまで1万人以上を美ボディに導いてきた、“ダイエット王子”こと小山圭介さんが、ダイエットのお悩みや疑問に答えます! 仕事が立て込んでいると、ランチをとる時間がもったいない! そう考えて、デスクで仕事をしながらランチを済ませいる人もいるのでは? もしかして、その習慣が太る原因になっているかもしれません。
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今回のお悩み
仕事が忙しくて、ランチはデスクでコンビニのパンやおにぎりを食べることがよくあります。それですぐにお腹が空いて、チョコなどのお菓子を食べ過ぎてしまうことも…。
ダイエットのためには、この習慣を変えたほうがいいのでしょうか?
「デスクでランチ」は早食いにつながる
こんにちは。ダイエットトレーナーの小山圭介です。
今回のご相談のように、仕事が忙しくてゆっくりランチをとる余裕がないという人は、少なくないのではないでしょうか。
デスクで仕事をしながら、スマホを操作しながらなど“ながら食べ”をすると、早食いをしやすくなり、食べ過ぎてしまうこともあります。
食事の目的は、体のために必要な栄養を摂取することですが、もうひとつ大切なことがあります。
それは、体を緊張した状態からリラックスモードにすることです。
人間の体の自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があり、この2つが綱引きをするようにバランスをとって呼吸、体温、血行などさまざま働きを調節しています。
緊張してストレスがかかると「交感神経」が高まりますが、食事をすることで「副交感神経」が働き、バランスをとることができるんですね。
だから、仕事中の“ながら食べ”が習慣化していると、副交感神経の働きが弱くなってしまい、緊張モードが続いてしまいます。
そのバランスの乱れからストレス過多になり、仕事が終わって家に帰ってから甘いものを食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりしてしまうこともあるのです。
忙しい中でもリラックスモードに切り替えるランチタイムを大切にしましょう。
最初の1~2分だけ目をつぶって食べてみる
仕事で忙しいときは、たとえ10分でも構いません。例えば、窓際の食事ができるフリースペースに行って、外を見てボーッとしながら食べる。これだけでも、緊張がほぐれてホッとできると思います。
どうしてもデスクで食べなければいけないときは、最初の1~2分だけ目をつぶって食べます。
目を閉じ、ゆっくりとよくかんでから飲みこみましょう。食事に集中でき、味覚が研ぎ澄まされて味をしっかり感じられるはずです。
このように、短時間でもいいので、仕事の緊張モードからリラックスモードにスイッチを切り替える工夫をしてみてください。
食べ過ぎに気をつけるとともに、食事の時間を大切にして味わうことも太りにくい健康的な体づくりにつながります。
取材・文/掛川ゆり