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暑気払いの家庭料理といえば、冷やしご飯ですね。冷製のだしつゆをかけたり、雑炊に氷を入れて食べたりして、冷たい食べもので体にたまった熱を放出させます。無印良品から発売された『ごはんにかける 宮崎風 冷や汁』は宮崎の郷土料理、冷汁をアレンジしたもの。調理いらずで、うだる暑さの日のランチにぴったり！ さっそく試してみました。
Contents 目次
暑いときにあるとうれしい冷汁のレトルト
暑い時季の定番、冷やしご飯にもレトルトが登場！
冷やしご飯といっても、ただの雑炊を冷やしたものではなく、冷汁（ひやじる、ひやしる）といって立派な宮崎グルメのひとつ。しかも夏だけの期間限定です。
鎌倉時代から続く名物料理で、近海でとれた魚を使った汁かけご飯。一般的な冷やし雑炊やみそ汁かけご飯とはひと味違って、みそベースの汁に魚のだしがきいています。
そんな宮崎県の冷汁を簡単に食べられるのが、無印良品の『ごはんにかける 宮崎風 冷や汁』です。
鯵のほぐし身とだし、宮崎産麦みそで仕立てた汁のスープを冷えたご飯にかけ、具材を加えるだけで完成です。
煮炊きもなく、冷蔵庫にある冷飯をそのまま食べることができます。しかも一袋88kcalと夏太り対策にも○。
みそと魚のだしがきいてうま味のある味わい
作り方はご飯に冷汁をかけて、豆腐やきゅうり、青じそ、みょうがなどの具材を混ぜるだけ。きゅうりは薄く切り、豆腐は小さめにちぎります。
冷や汁の素(145g)は、ちょうど大きめのご飯茶碗一杯分くらいです。
おいしく作るコツは、やはり冷やすこと！
パウチをそのまま冷蔵庫で冷やし、ご飯も冷たくしておきます。
ご飯を冷水で洗うとさらにおいしくなります。
具材を用意し、盛りつけをするのに３分もあればでき上がり。
みそがベースの出汁でカツオフレークがたっぷり入っています。
そのほかアジの粉末、ごま油、しょうゆ、豆鼓醤（トウチジャン）などで味つけされています。
味はまろやかで濃くないですが、しっかり魚の味が出ていてカツオフレークとしょうゆのはっきりした、いい味です。家庭料理ですが、魚のうま味でちょっとした高級感が出ています。
みそ汁よりは甘みもあり、魚系のだしがきいてどちらかというと魚系のラーメンのスープから脂味を抜いた感じです。なので、そーめんやうどんのつけダレにもなりそうです。
味つけなしのきゅうりや豆腐を調理せず、ご飯と混ぜるのに若干抵抗もあったのですが、これがさっぱりしていておいしいんです。シャキシャキとした歯ごたえも出て、サラダ感覚で食べられます。
冷たくてさらさらっと食べられるのがいい冷汁。
食べているとぬるくなるので、大きめの器で作って、氷を入れてもよさそうです。トッピングで蒸し鶏も合いそうですし、味を覚えたら自分でも作ってみてもいいですね。
無印良品 ごはんにかける 宮崎風 冷や汁 １４５ｇ（１人前） 250円
文・写真／庄司真紀
