ダイエットや健康にために、油の摂取を控えたいというは少なくないはず。インナービューティーダイエット協会がオススメする料理法「ウォータースチーム」は、油を控えながら、簡単においしい料理を作れるなどのメリットがあります。今回はウォータースチームのメリットをご紹介。油を使いたいときの調理のポイントもあわせてお伝えします。
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みなさま、こんにちは。
管理栄養士・木下あおい主宰のインナービューティーダイエット協会で、インナービューティープランナーとして活動している峰村咲子です。京都で「お出汁×発酵調味料」のごはんをお伝えする、料理教室「Laugh a lot」を主宰しています。
時短調理というと、フライパンに油をひいてササッと炒めるのが簡単でおいしいですよね。私も時間がないときは、油を使って料理をすることもありますが、インナービューティーダイエット協会で蒸し煮をする方法を学んでからは、なるべく調理の油を控えるようになりました。「ウォータースチーム」といい、鍋に少量の水を入れ、野菜を平たく並べて塩をふり、ふたをして弱火で蒸していくだけのとても簡単な方法です。具体的に私が感じた蒸し煮のメリットをお伝えいたします。
少量の水に塩をふるだけ! おいしさが増して、摂取カロリーはオフ
健康的にやせていくためには、さまざまな栄養素をバランスよくとり、ある程度のカロリーを摂取することが大切です。ですが、油は大さじ1杯で約100kcalにもなるので、できれば抑えたい部分ですよね。また、油のとり過ぎは血液を汚し、脂肪の蓄積や肌荒れの原因にもつながります。
ウォータースチームをふだんの調理にとり入れることによって、油を使わずに野菜や魚、肉、きのこ類などに火を通すことができます。また、玉ねぎなどの野菜はびっくりするくらいに甘くなりますので、野菜の甘みを活用すると砂糖も抑えることができて一石二鳥です。
さらには、油を使わないので洗い物が一気にラクになります。コンロまわりもべたつかず汚れにくくなり、掃除がとても簡単です。初めてウォータースチームを知ったときは、まさに目から鱗でした。
油で焼きたいときは米油やオリーブオイルを使おう
料理をバランスよく、おいしく作りたい場合、ときには油を使って炒めたり揚げ焼きにすることも毎日の生活のなかでは大切です。あまり食事制限にストイックになりすぎて苦しくなり、リバウンドが来てしまったら、もったいないですよね。油ものが食べたくなったら、ぜひ自分で作ってみましょう。外食に使われている油はどんな油か、目で確かめることはできませんが、自宅で作れば新鮮な油で安心して調理することができます。
その際になるべく使っていただきたいのが、熱・酸化に強い油です。酸化した油を摂取すると体内で細胞を傷つけ、体への悪影響が懸念されます。加熱に強いのは、米油・菜種油・オリーブオイル・ココナッツオイルなど。亜麻仁油やえごま油は熱や光に弱いので、遮光瓶に入っているものを選び、生(非加熱)でとることをオススメします。
●最後に
いかがでしたでしょうか。同じ食材でも調理方法が違うだけで体への影響が違うことがわかりますね。ふだんの料理のレパートリーのなかで、ウォータースチームができそうなものはぜひ試してみてください。蒸し煮をしたあとにしょうゆやみそで味つけするだけで、一品仕上がりますよ。
食べたものが血液をつくり全身を巡ります。体を想う食事を心がけ、きれいで栄養たっぷりの血液を巡らせて代謝を上げていきましょう。