日本人には身近なうま味。うま味は味わいだけでなく、少ない食事量で満足感を得たり、油っぽいものや甘いものへの欲求を下げたりすることがわかっています。会食や飲み会が多くなるこれからの時期は、外食が続いたら、うま味によって味覚をリセットしていくと◎。今回はだしの効いた無印良品の「炊き込みごはんの素 ほたて貝柱と昆布のごはん」を作ってみました。
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だしのうま味を感じられる一品
かつお節に含まれるイノシン酸や昆布に含まれるグルタミン酸などのうま味成分。最近ではうま味には、味覚を整え、脂肪味や甘味など太りやすい味へのセンサーを高める作用があることがわかっています。その結果、食事の満足度を上げて食事の量を減らしてくれるのです。
また、体内でも代謝を促進したり、心を穏やかにしてストレスを緩和する作用があるので、さまざまな方向からダイエットに役立つものです。
味の濃い食事が続いたら、意識的にだしで味覚をリセットするようにしたいですね。
無印良品から新発売の「炊き込みごはんの素 ほたて貝柱と昆布のごはん」は切り昆布とかつお節のだしが効いた一品。
炊き込みごはんの素をお米に混ぜて炊くだけの時短料理です。化学調味料、合成着色料、香料不使用で作られています。
海の滋養が詰まっただしと具材
お米を洗ったら、出汁を入れ、水分量を調整してかき混ぜます。その後具材を入れて、炊飯スタート!
でき上がった炊き込みごはんは、うっすらとだしの効いた香ばしい香りに、たくさんの切り昆布とほたてがごろっと入っています。だしと具材の存在感があっておいしそうです。
味わいは薄味ですが、だしが効いているので味の輪郭がぼやけず、はっきりとしています。あっさりとしつつ、うま味と深みがにじみでます。
切り昆布はやわらかく、1~2cmくらいのちょうどよい長さなので食べやすく感じます。ほたては甘じょっぱい味つけで、ホクホクに仕上がっています。大きめなので、贅沢感ありますよ。
昆布とほたてが海の滋養と恵みを感じさせてくれる炊き込みごはん。やさしい味わいが体に染みわたって、体や舌を癒やされるようです。洋食が続いて和食のうま味が恋しくなったら、だしの効いた炊き込みごはんにしてみては、いかがでしょう。
炊き込みごはんの素 ほたて貝柱と昆布のごはん 137g(お米2合用2~3人前) 450円(税込)
文・写真/庄司真紀