2019年は消費税の増税もあって、外食する回数を意識的に減らした人も多いのではないでしょうか。代わりにホームパーティーの回数が増えることで、自宅に人を招いたり、招かれたりする機会が多くなったのも、今年ならではの傾向かもしれません。
ところで、ホームパーティーの食事にはやっぱりヘルシーなものを用意しておきたいと思いませんか? 先日、東京・表参道にあるCOMMUNEで開催されたイベント『Enjoy EU Village!』にて提供されたメニューが、ヨーロッパと日本食材の斬新な組み合わせが絶品かつ、ヘルシーと大好評! 今回はメニューの中から、人気料理研究家であるベリッシモ・フランチェスコ氏がおすすめするヘルシーメニューをご紹介します。
Contents 目次
豆腐のカプレーゼ
【材料】
ミニトマト…適量
木綿豆腐…1丁
バジルの葉…適量
オレガノ…少々
赤とうがらしパウダー…少々
塩…少々
オリーブオイル…少々
【作り方】
1、ミニトマトのヘタを取って半分に切り、水切りした豆腐を1cm角に切ったらボウルに入れる。
2、バジルの葉をちぎり、香りを出すために手のひらにのせてたたいてから1のボウルに入れる。
3、1と2のボウルにオレガノを多めに入れたら、黒こしょうの代わりに赤とうがらしパウダーを振り、塩、オリーブオイルを入れて、ボウルの底からやさしく混ぜ合わせたら完成。
チーズの代わりに豆腐を使っているにもかかわらず、食べると思わずチーズと錯覚するおいしさ! 豆腐は、ヘルシー食材として、ヨーロッパでも最近はよく食されているそうですよ。
ベリッシモ氏は「前日に作っておくとおいしい」とアドバイス。ちなみに、オリーブオイルはEUの品質認証マークである“PGI(地理的表示保護)”と記載があるものが、安全でおすすめとのことです。
※PGI…特定の地理的領域と密接に関連した農産物、食品、飲料が対象。生産・加工・製造の少なくとも一段階がその地域で行われていなければならない。有名な例として、フランスのバイヨンヌ産生ハムや、イタリアのシチリア産ブラッドオレンジが挙げられる。
ビスケットの煮かぼちゃのせ
【材料】
ビスケット…お好みの量(写真はカラメルビスケット)
煮かぼちゃ…適量
【作り方】
ゆでたかぼちゃをマッシュしたら、つぶした状態でビスケットに適量塗って完成。
ふつうのビスケットに煮かぼちゃを塗っておくだけで、ちょっとしたオードブルに変身!栄養価の高いかぼちゃですが、素材そのものに甘みがあるので、調味料も不要です。
生ハムの大葉巻き
【材料】
ハモン・セラーノ…お好みの量
大葉…お好みの量
梅干し…適量
【作りかた】
1、ハモン・セラーノを1枚ずつ広げて、そのうえに半分に切った大葉を重ねる。
2、大葉の上に、種を取った梅干しをつぶした梅肉を塗り、ハモン・セラーノをくるくると巻いて完成。
イベントにゲストとして登場された女優の川島海荷さんがおっしゃっていたように、「生ハムは、そのまま食べるしか食べ方を知らない」という人も少なくないはず。
老廃物の排出を促してくれるクエン酸パワーをもつ梅干しは、美容効果も◎! さらに肝機能を強化してくれるので、お酒の席にぴったりです。
見栄えもバツグン、食べて感動のヘルシーペアリングメニュー。ぜひクリスマスや年末年始などのホームパーティーにご用意くださいね。
取材・文/高田空人衣