お正月料理に食される縁起のいい黒豆煮。黒豆には抗酸化物質のアントシアニンやサポニン、さらには女性にうれしい成分のイソフラボンも含まれていて、美容・健康、老化防止に効果があるとされます。そんな黒豆の栄養が手軽にいただけるのが黒豆茶。健康茶としても人気が出ていますよね。無印良品からも登場しており、ティーバッグなので煮出しの必要もナシ。「穀物のお茶 国産大豆の黒豆茶」を試してみました。
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冷えや脂肪対策にも良い黒豆茶
健康茶として人気が高い黒豆茶。古くから漢方や薬膳でも用いられてきた食材です。
体の血行を促すので、冷えやアンチエイジング、生活習慣病予防にもよいといわれています。体を内側から温めてくれるので、まさに寒い時期にぴったり。
黒豆に含まれるアントシアニンは内臓脂肪をつきにくくし、生活習慣病を予防してくれる成分。血糖値の上昇を抑えてくれるので、食前に飲んでもよさそうですね。目の疲れを癒やす効果も。
サポニンはLDLコレステロールの蓄積を防ぐとされ、肥満予防や体の若々しさをキープしてくれます。さらに女性にうれしいイソフラボンや鉄分も豊富です。
「穀物のお茶 国産大豆の黒豆茶」は無印良品のなかでも人気のある健康茶だそう。黒豆茶はいろいろな飲み方がありますが、こちらはティーバッグでそのまま飲める手軽さがうれしい一品。コーヒーの焙煎機でじっくり煎り揚げ、黒豆の香ばしい風味を引き出しています。
香ばしい香りとほのかな黒豆のおいしさ
袋を開けると煎った黒豆の香ばしい香りがしてきます。
おいしいいれ方は、沸騰した熱々のお湯(100ml)を注いだら約2分、ふたをして蒸らします。
黒豆をそのままお湯につけて飲むのと比べると、香りが一段と香ばしく強い感じです。色もそのままの場合は黒っぽい色合いになりますが、このティーバッグだと麦茶のようなやわらかい色です。
蒸らして2分ほどおくと黒豆から成分が抽出されて濁ってきます。大豆の香ばしさがほどよいおいしさで、やさしい味わい。
黒豆煮は甘く煮ているものもあって、ふだんはあまり食べないという人も多いでしょうが、黒豆茶だとほんの少し豆の甘さを感じる程度で、砂糖類は入っておらず、スッキリとしていて飲みやすいはず。
クセのない主張しない味わいなので、特に日本食にマッチする味わい。ノンカフェインなので、子どもから高齢者まで飲むことができます。
飲んですぐ体が温かくなるというものではありませんが、体におだやかに効く感じで、内側からじんわりとしてくる感覚があります。お腹に冷えの自覚がある人によさそうです。
穀物のお茶 国産大豆の黒豆茶 (1.8g×10袋) 税込250円
文・写真/庄司真紀